地図情報
相楽神社(さがなかじんじゃ)は、木津川市、JR学研都市線 西木津駅の南西にある神社
国道163号の相楽清水交差点の南西、木津川市立相楽小学校の西向いにある
山城国相楽村(さがなかむら)北ノ庄・大里・曽根山の3区の産土神さん
式内社(相楽郡一座 相楽神社)にとされる
八幡大神の三柱が祀られている
<誉田別尊>
応神天皇
<足仲彦命(かんたらしなかつひこのみこと)>
応神天皇の父親 仲哀天皇
<気長足姫命(おきながたらしひめのみこと)>
応神天皇の母親 神功皇后
<鳥居>
東向きに立っている
<手水舎>
鳥居をくぐってすぐ左側(南側)にある
<神門>
石階段を上がったところにある
四脚門、平入切妻造、瓦葺
扁額「八幡宮」(旧称)がかけられている
<拝殿>
正面三間・奥行二間、平入、切妻造、瓦葺
神門同様に、扁額「八幡宮」(旧称)がかけられている
<透塀>
神域が囲まれている
<本殿(ほんでん)1棟(重要文化財)>
三間社流造、向拝一間、勾配の緩やかな檜皮葺
蟇股・手挟・笈形付大瓶束など、南北朝時代の様式
和様の斗梁などに、唐様の虹梁などや大仏様の手法が加えられている
1911年(皇紀2571)明治44年4月17日 重要文化財に指定される
<末社 若宮神社本殿(京都府登録有形文化財)>
本殿の左側(南側)にある
一間社春日造、檜皮葺
室町時代後期の建立
<鳥懸神社>
若宮神社の左側(南側)にある
春日見世棚造、若宮神社より小規模
<松枝神社>
鳥懸神社の左側(南側)にある
春日見世棚造
<子守神社>
本殿の右側(北側)にある
<清水神社>
子守神社の前方(東側)に、南向きある
妻入、切妻造
<豊八稲荷社>
透塀の外側、拝殿の左側(南側)にある
祭神:豊八稲荷大明神
<北氏子詰所・南氏子詰所>
表門をくぐって左右(南北)にある長床状の建物
神事のときに、宮座の人々が着座するための舎殿
<客殿>
<土蔵>
<欅(ケヤキ)の巨木>
ご神木とされる
京都の自然200選
樫の木、椎の木などの大木や古木に囲まれている
大祭は年間3回
<元旦祭> 正月1日
<祈年祭> 2月15日
<例祭・秋祭>
10月17日
宮座の総集会とされる行事
北ノ庄・大里・曽根山の3区が、お神輿が担ぎだされる
南北氏子詰所に、紋付羽織を着た9座90人の十人衆が、料理の饗応を受ける
<相楽の御田と正月行事(京都府指定無形文化財)>
豊作を占い祈願する宮座祭祀の一連の行事が行われる
豆焼(まめやき)
1月14日夜に社務所で行われる
大豆を焼いて、はぜ方(焼いてできた筋目)で1年間の月々の水の状況を占う神事
粥占(かゆうら)
1月15日朝
小豆粥を煮て、篠竹につまった粥の状況で、早稲・中稲・晩稲の作柄を占う神事
御田(おんだ)
1月15日昼
4人の宮守とソノイチ(巫女)によって行われる予祝儀礼
祝詞奏上・鍬初め・鋤初め・肥打ち・苗代しめ・種まき・春田打ち・田植えなどの稲作の過程を演じて豊作を祈願する
古風な種まき、春田打ち、田植の歌が伝承されている
餅花(もちばな)
2月1日(2のしょうがつ)
多くさんの餅を差した竹串を、粘土を芯にした藁包みに差して、満開の花に見立てた大きな餠花を奉納して、
本殿では、鉦や太鼓により巫女が神楽を舞い豊作を祈願する
水試(みずだめ)
旧暦の1月15日に行われる
本殿前に設置された祭壇の上に一本の棒を立て、棒に当たる月影の長短をもって年間の降水量を占う神事