武信稲荷神社(たけのぶいなりじんじゃ)

所在地:京都市中京区三条通神泉苑町西入下ル今新在家西町   鳥居地図情報鳥居

祭神:宇迦之御魂神・佐田彦大神(さだひこのおおかみ)・大宮能売大神(おおみやめのおおかみ)

社格:旧村社

創建:右大臣左近衛大将 藤原良相(ふじわらのよしすけ)

 武信稲荷神社(たけのぶいなりじんじゃ)は、三条会商店街から少し下がったところにある神社

 坂本龍馬と妻おりょうが再会する機会となったゆかりの地

【武信稲荷神社の歴史・経緯】


【武信稲荷神社の祭神】

 <武信稲荷大神>
 身体健康・長寿・精神・生産(農業・工業)・生業(事業商売・職業)、生活(家庭・暮らし)など、
人間生活の全てを守護される神さん

 大自然・大宇宙の無限の生命力を稲荷大神さんの恵みとして信仰するのが稲荷信仰
 稲荷大神は、古くは農作物の神さんとして祀られていたが、産業守護神・商売繁昌・学術技芸の神さんとしても
信仰されるようになっている

  創祀された藤原良相が、藤原氏の長として一族の名付けをされていたことから、名付け・命名にもご縁があるとされる

【武信稲荷神社の境内】

 <本殿>
 <拝殿>
 <舞殿>

 <法華経御塚>
 <御山遥拝所>

 <榎の御神木(京都市天然記念物)>
 樹齢約850年
 高さ約23m、胸高幹周り約4m、幹は9つに分かれ、四方に大きく枝を伸ばしている
 強い生命力から健康と長寿の信仰もされている
 平重盛が安芸の宮島厳島神社から苗木を移し植えたと伝えられ、旧京都最大最古の霊樹である
 榎(えのき)を「縁の木(えんのき)」とも読まれ、坂本龍馬とおりょうの逸話からも縁結び・恋愛の神さんとして、
宮姫社に祀られている

【武信稲荷神社の境内社】

 <宮姫社>
 祭神:ご神木の榎に宿る弁財天(べんざいてん)
 榎(えのき)を「えんの木」とも読まれ、縁結びの神さんとしても信仰されている

 <白清大明神社>
 祭神:白清大明神

 <七石大明神社>
 祭神:七石大明神

 <太郎松大明神社>
 祭神:太郎松大明神

 <釘抜大明神(釘抜地蔵)>
 近くの鍛冶屋が病気や災難に苦しんでいたのを武信稲荷大神に祈願して、鉄を打っていると、
釘抜きの形のものが出来上がったといわる
 それをここに祀ったところ、鍛冶屋は、幸運に恵まれがといわれる
 自分の体の悩みがあるところをさすり、釘抜さんを撫でると平癒するといわれる

 <常吉大明神社>
 祭神:常吉大明神

 <金毘羅社>
 祭神:大物主神

 <天満宮>
 祭神:菅原道真

 <白蛇弁財天>
 祭神:弁財天(べんざいてん)
 古くからこの土地におられた白蛇の姿をした弁天が、行者に「人々を守護するために世にでる」とお告げがあり、
有志の人々の奉仕によって祀られる
 商売繁栄、技術技芸上達のご利益があるとされる

 <起上大明神社>
 祭神:起上大明神

【武信稲荷神社の祭事】

 <歳旦祭>
 1月元旦

 <どんと焼>
 1月15日
 正月飾り・神札などのお焚き上げが行われる

 <節分祭>
 2月節分の日

 <初午祭>
 2月初午の日

 <御例祭(さつき祭)>
 5月第2日曜日
 書道展示、筝曲・仕舞の奉納が行われる

 <子供神輿>
 8月最終日曜日

 <御火焚祭>
 11月第2日曜日
 奉納された護摩木を焚上げ、豊作の感謝・家内安全・身体健康・商売繁昌などが祈願される

 <針供養祭>
 12月8日

【その他】

 <龍馬とおりょうの縁結び>
 幕末維新
 武信稲荷神社の南に、幕府直轄の六角獄舎という牢獄があり勤皇志士が多数収容されていた
 その中に、坂本龍馬の妻 おりょうの父親の勤皇家医師 楢崎将作(ならさきしょうさく)も捕らえられていた
 面会もできなく、坂本龍馬とおりょうは、武信稲荷神社に何度も訪れ、榎の大木の上から様子を探ったといわれる

 その後、命を狙われ追われることになった坂本龍馬は、身を隠し、おりょうと離れ離れになってしまう

 おりょうは、坂本龍馬との想い出の武信稲荷神社を訪れ、榎の木に坂本龍馬独特の字で「龍」の字が彫ってあるのを見つけ、
坂本龍馬が京都にいることを知り、知人を訪ねて周り、再び再会できたといわれる

 <六角獄舎>
 蛤御門の変(禁門の変)にときには、平野國臣ら三十数人の志士が処刑され、町の人たちが、楠の木に登って見学をしたといわれる

【武信稲荷神社へのアクセス】

 市バス 千本三条 徒歩約5分
 市バス 堀川三条 徒歩約5分
 阪急電車 四条大宮駅 徒歩約10分

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