月読神社(つきよみじんじゃ)は、松尾大社の南に立つ松尾大社の境外摂社
祭神の月読尊は、壱岐県主(いきのあがたぬし)の祖
古くから疱瘡(ほうそう)の神さん、安産の神さんといわれる
延喜式神名帳に記されている式内社(名神大社)で、
正一位勲一等の神階を賜っている格式の高い神社だが、
松尾大社の勢力圏内にあることから「松尾七社」の一つとされていた
<本殿>
境内より高台が造られ建てられている
流造
江戸時代の建立
<舞殿>
江戸時代の建立
<月延石(つきのべいし)>
本殿に向かって右側、聖徳太子社の右側に置かれている
「安産石」とも称される
もと筑紫にあったとき、神功皇后が、この石でお腹を撫でて安産されたといわれる石
月読尊の神託により、舒明天皇が、伊岐公乙等を筑紫に派遣して持ち帰らせ、
月読神社に奉納されたといわれる
<聖徳太子社>
本殿に向かって右側にある
月読尊を崇敬した聖徳太子の徳を称えて祀られている
学問の神さんとされる
<御船社>
本殿に向かって左側にある
祭神:天鳥船神
ご利益:海上交通安全・水難除
毎年、松尾祭の神幸祭の前に、渡御安全祈願祭が行われる
<願掛け陰陽石>
本殿に向かって右側、御船社との間にある
陰と陽の2つの自然石が置かれている
<解穢の水(かいわいのみず)>
自己の罪、穢れを除く
絶えることなく、松尾山より霊水が湧き出ている
<押見宿祢霊社遺跡石碑>
鳥居の近くに立てられている
創建当時からの歴代神官の祖である押見宿祢の祖霊社があったところ