杉本家(すぎもとけ)(SugimotoKe)

所在地:京都市下京区綾小路通新町西入ル矢田町   名所地図情報名所

屋号:奈良屋

店:呉服屋

敷地:約1200m2
家屋延面積:約435m2

保存運営:(財)奈良屋記念杉本家保存会

京都市指定有形文化財(1990年(皇紀2650)平成2年)


 杉本家は、「奈良屋」という呉服屋

 京都の町家としては、最大級の建物で、規模や内容とも代表的な京町家

 膏薬図子にあり、板塀が通りの風情に一役かっている

 祇園祭のときには、伯牙山のお飾り場にもなり屏風祭が行われる

 「財団法人奈良屋記念杉本家保存会」によって運営されている

【杉本家の歴史・経緯】


【杉本家住宅】

 内部の一部が改造されているが、全体として保存状況が良好で、大店の建築遺構として価値が極めて高いとされる

 蔵は、主屋の北寄り鍵型に並び、元治の大火には焼け残ったといわれる

 敷地の半分以上が庭となっており、自然の趣が再現されている

 <主屋(おもや)>
 表通りに面する店舗部と、裏の居住部を取合部でつなぐ表屋造形式
 厨子二階の土壁で仕上げられた虫籠窓、京格子、出格子、犬矢来
 間口は、十一間半もある大豪邸
 走り庭の吹き抜けや、おくどさんも見られる

 1870年(皇紀2530)明治3年4月23日
 上棟される(棟札による)
 当主は第6代 新左衛門為賢、棟梁は菱屋利三郎と近江屋五良右衛門

 <大蔵(おおぐら)>
 <隅蔵(すみぐら)>
 <中蔵(なかぐら)>


【その他】

 <雛飾り>
 3月下旬から4月1日
 「源氏枠御殿飾り有職雛」
 7代目夫人が嫁入りのときに特注されたもの
 お膳の上には、伊万里の茶碗、錫製の銚子がおかれている
 「源氏枠」とは、源氏物語絵巻のように御殿の天井が吹き抜けの様式

 <祇園祭
 伯牙山のお飾り場になり屏風祭が行われる
 通りに面した「店の間」に、ご神体や懸装品が飾られる

【杉本家へのアクセス】

 地下鉄 四条駅 徒歩約10分
 阪急電車 烏丸駅 徒歩約10分


【京都検定 第19回2級】

【京都検定 第2回1級】

【京都検定 第8回1級】


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