大雲寺(だいうんじ)(DaiunJi) 京都通メンバ
通称:西之大坊

所在地:京都市伏見区深草宝塔寺山町 
   卍地図情報卍

日蓮宗宝塔寺塔頭

創建:1590年(皇紀2250)天正18年

開基:日銀上人

深草七面山御旅所

京都を彩る建物や庭園選定 認定

 大雲寺(だいうんじ)は、深草の日蓮宗宝塔寺塔頭の一つ

 宝塔寺中興 円頓院 日銀上人によって建立された六坊の最初の寺院

 宝塔寺の総門を入って左側(北側)に最初にある

 深草七面山(ふかくさしちめんさん)の御旅所となる

大雲寺の写真集

【大雲寺の歴史・経緯】



【大雲寺の伽藍】

 <表門>
 本瓦葺の薬医門  棟札「大工新兵衛之尉藤原清房」が残る

 <七面祠>
 表門を入ってすぐのところにある

 <中門>

 <本堂>
 桁行6間、梁行5間半、桟瓦葺、入母屋造
 6室の前面に広縁がある方丈形式の平面
 中央の室中のみ板敷きで、背後に須弥壇がある

 <書院>
 本堂東側に接続する

 <庭園>
 本堂の東側・書院前にある
 真ん中に五輪塔が立っている
 洗練された北山台杉が生育されている
 1975年(皇紀2635)昭和50年代
 造園家 中原正治により改修される

 <茶室「宝珠庵」>
 書院の東側にある

 <客殿>
 境内南東端にある

 <茶室「黙庵」>
 客殿前にある

 <庫裏>
 本堂西側に接続する
 玄関廻りの梁をみせる吹抜け空間がある

 <日像菩薩立像>
 本堂前に立つ

 <番神堂>
 中門を入って右側にある
 三十番神(さんじゅうばんしん)は、毎日交替で国家や国民などを守護するとされた30の神々
 法華経守護の神(諸天善神)ともされる

 <七重塔>
 中門を入って参道左側(西側)にある

 <位牌堂>
 中門を入って七輪塔の奥(北側)にある

 <虎石>
 の姿をした岩
 伏見城にあったもとといわれる

 <寺本家のお墓>
 大雲院の北にある
 江戸時代初期
 寺本内蔵允忠吉が、先祖供養のために建てる

 <三宅寄斎のお墓>



【大雲寺の寺宝】

 <一塔両尊>
 本堂内陣に祀られている
 高さ約7cmの厨子の中に、約1cmの釈迦如来と多宝如来が左右に、
御前には日蓮聖人の坐像が祀られている
 台座には、邪鬼などが精巧に彫られている

 <明正天皇御即位行幸図屏風>

 <掛け軸「芙蓉鳥」>
 中国 明時代の沈周の筆

 <真山水図>
 狩野探幽の筆

 <山水に月図>
 狩野安信・狩野尚信・狩野常信の合筆

 <源氏物語五十四帖屏風>

 <源氏物語「須磨」>
 本阿弥光悦の筆



【その他】

 <寺本家>
 深草土豪四家(赤塚家・寺内家・薮家・寺本家)の一つ
 室町時代に隆盛していた
 織田信長足利義昭との六条河原での戦いでは、織田信長に従い、
 山崎の戦いでは、明智光秀に加担して豊臣秀吉に対抗したため衰退したといわれる

 宝塔寺塔頭大雲院と直勝院を開祖した

大雲寺の写真集

【大雲寺へのアクセス】

 京阪電車 深草駅 徒歩約10分
 JR奈良線 稲荷駅 徒歩約10分

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