栄摂院(えいしょういん)は、黒谷にある浄土宗金戒光明寺の塔頭
金戒光明寺の本堂の西側の道を、真如堂方面(北)に向かったところ、顕岑院の向かい(東側)にある
紅葉の名所
<中門>
石畳の参道の突き当たりにある
<本堂>
江戸時代初期の建立
<庫裏>
江戸時代初期の建立
<書院>
江戸時代初期の建立
<黒谷明星水>
明星井から湧き出している名水
山腹から清水が湧き出て、明星が天から降ってきて菩薩が現れたといわれる
「天人影向の井戸」とも称される
<庭園>
本堂の前に池泉回遊式庭園がある
その奥には、白砂と刈込による枯山水庭園がある
築山の中に釈迦如来がある
<木俣守勝(きまたもりかつ)>
生年:1555年(皇紀2215)弘治元年
没年:1610年(皇紀2270)慶長15年
三河生まれ
父親の代より徳川家康に仕えた戦国武将
1582年(皇紀2242)天正10年
本能寺の変で、徳川家康の伊賀越えを警護した
1589年(皇紀2249)天正17年
栄摂院を創建
1590年(皇紀2250)天正18年頃
徳川家康の命にり、井伊直政(いいなおまさ)の家臣になる
1600年(皇紀2260)慶長5年
関ヶ原の戦いの後、井伊直政が近江国彦根藩の初代藩主になると、家老として、井伊直政、井伊直勝を補佐した
1610年(皇紀2270)慶長15年
病気により、京都で亡くなり、金戒光明寺に葬られた