来迎院(らいごういん)(RaigouIn)



所在地:京都市東山区泉涌寺山内町33   卍地図情報卍

真言宗泉涌寺派総本山泉涌寺塔頭

山号:明応山

本尊:阿弥陀如来

開基:弘法大師 空海

中興の祖:舜甫長老

京都泉山七福神巡り第4番札所(布袋尊

別称:禁裏御菩提所泉涌寺別当

 来迎院(らいごういん)は、泉涌寺塔頭の一つで、
大石内蔵助が檀家となり、茶室含翠軒(がんすいけん)を建て、
念持仏の勝軍地蔵大菩薩に祈願しながら、茶会の名目で同士と密議を交わしたといわれる

 境内は、木々が生い茂り、隠れ家にふさわしい深山幽谷の雰囲気を持つ

 大荒神が安産の守護神として信仰され、安産の勅願所として朝廷の信仰を得て、禁裏御菩提所の別当になる



【来迎院の歴史・経緯】


【来迎院の伽藍】

 <本堂>

 <荒神堂>
 三宝大荒神坐像が安置されている

 <含翠庭(がんすいてい)>
 心字池がある、池泉回遊式庭園
 大石内蔵助の作
 「林泉の幽邃なるを喜びて」といわれる
 紅葉の名所

 <茶室 含翠軒(がんすいけん)>
 含翠庭に面する茶室
 大石内蔵助の建立
 扁額「含翠」は、大石内蔵の筆
 大石内蔵助が密かに討ち入りの密議を行ったといわれる

 <弘法大師独鈷水(どっこすい)>
 荒神堂へ上がる石段の右側の霊泉から湧き出ている名水

 <御願石>
 独鈷水の近くに置かれている
 お願い事を書いた御石を持って、大師さんの像の周りを3度廻り、
石碑の梵字に御石を当てて祈念してから納める

 <山門>
 <書院>
 <客殿>
 <庫裡>
 <鎮守社>



【来迎院の寺宝】

 大石内蔵助や、赤穂浪士の遺品が多く所蔵されている

 <木造 三宝大荒神坐像(さんぽうこうじんざぞう)(重要文化財)>
 荒神堂に安置されている
 「ゆな荒神」と称される
 衣食住の3つの宝を授ける広福天王守宅神
 安産の神としても信仰されている
 弘法大師作ともいわれるが、鎌倉時代の作

 <木造 眷属護法神五体(けんぞくごほうしん)(重要文化財)>

 <勝軍地蔵菩薩像>
 本堂に安置されている
 大石内蔵助の念持仏

 <大石良雄肖像(重要文化財)>
 <大石良雄遺愛茶釜(重要文化財)>



【その他】

 <泉山(せんざん)七福神巡り>
 1月成人の日
 泉涌寺山内の塔頭七福神が祀られていている
 4番 来迎院の布袋尊

【来迎院へのアクセス】

 JR東福寺駅 徒歩約15分
 市バス 泉涌寺 徒歩約12分

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