平安時代末期
天台宗の僧侶 聖応大師 良忍上人によって開かれた融通念仏(大念仏)に基づく浄土系の宗派
天台宗の浄土教仏教を伝える
この後の浄土宗や浄土真宗のもととなっている
華厳経、法華経を正依とする
無量寿経、観無量寿経、阿弥陀経を拠りどころとする
「観想念仏」から「称名念仏」へ考え方を変え
「1人の念仏が万人の念仏に通じる」といわれ、「口称の念仏で浄土に生まれる」と説き
毎朝、西方に向かって良忍上人の説いた十界一念や、自他融通の浄土往生を期する融通念仏を
十唱することなどを日課とする
<総本山>
大念仏寺(大阪市平野区)
平安時代の領主 平野殿(坂上広野)の私邸内に建てられた修楽寺が由来