地図情報
瑞峯院(ずいほういん)は、紫野にある大本山大徳寺の中央部にある塔頭
九州の戦国大名 大友宗麟の建立
蓬莱山式の枯山水庭園の名庭「独坐庭」がある
<表門(おもてもん)1棟(重要文化財)>
1535年(皇紀2195)天文4年頃
創建当時のもの
四脚門、棟門、切妻造、檜皮葺
1962年(皇紀2622)昭和37年6月21日 重要文化財に指定される
<方丈 1棟(重要文化財)>
正面に、開山の大満国師 徹岫宗九の木像が安置されている
後奈良天皇の宸筆になる「瑞峯院」の寺額が掲げられている
襖絵は、瑞峯の院名にちなんだ朝鮮の金剛山を写した大作
桁行14.8m、梁間11.0m、一重、入母屋造、檜皮葺
1535年(皇紀2195)天文4年の建立
室町時代の禅宗方丈建築の遺構をとどめる貴重なもの
1962年(皇紀2622)昭和37年6月21日 重要文化財に指定される
附指定:扁額 1面
附指定:棟札 2枚
<玄関 1棟(重要文化財附指定)>
唐門(からもん)
1535年(皇紀2195)天文4年頃
創建当時のもの
方丈を囲む三庭
重森三玲の作庭
<独坐庭(どくざてい)>
方丈南庭の枯山水庭園の名庭
蓬莱山の山岳から半島になり大海の荒波が押し寄せている様子を表わされている蓬莱山式
中国の禅僧 百丈禅師が、「独坐大雄峰」と称した禅語から名付けられる
1961年(皇紀2621)昭和36年
開山の大満国師 徹岫宗九の400年遠忌に作庭された
<茶庭(中庭)>
苔と白砂で入り海の静かな風景を表わされている
<閑眠庭(かんみんてい)>
方丈裏の北庭
砂利の庭を斜めに横切るように縦4個、横3個合計7個の石が置かれている
縁側の東の端から眺めると、大きな十字架を形作っているといわれる
「閑眠高臥して青山に対す」という禅語から名付けられる
<茶室 安勝軒>
表千家 12代 惺斎宗匠好み
大徳寺山内で唯一の逆勝手席になっている
<茶室 餘慶庵>
表千家 8代目卒啄斎の好みの席を写したもの
<茶室 平成待庵>
千利休の待庵を平成になって復元したもの
<墓地>
大友宗麟夫妻のお墓