権現造(ごんげんづくり)

神社建築様式の1つ

構造:入母屋造平入

別称:石の間造(いしのまづくり)・八棟造(やつむねづくり)

 権現造(ごんげんづくり)は、神社建築様式の1つ

 本殿と拝殿の2棟の間に、「石の間(いしのま)」と称される一段低い建物があり、妻入の縦の棟で一体化している

【権現造の歴史・経緯】


【権現造の主な特徴】

 <権現造>
 入母屋造・平入の拝殿・石の間・本殿の3棟の複合社殿
 (八幡造は前殿・後殿、共に本殿)
 (入母屋造とは、屋根の上部においては切妻造、下部においては前後左右四方向へ勾配をもつ寄棟造となっている)

 拝殿・石の間・本殿の3棟を、入母屋造妻入の縦の棟で串刺し状に一体化している

 <屋根>
 萱葺、瓦葺など

 正面の破風は、千鳥破風・軒唐破風

 <柱>
 左右対称で、左右方向には偶数本の柱がある

 拝殿が最も幅が広く、次に石の間と本堂のどちらかが広い

 北野天満宮は、拝殿13間、石の間7間、本堂5間
 日光東照宮は、拝殿9間、石の間3間、本堂5間

 <床>
 石の間は石敷となっている

【権現造の主な神社】

 <北野天満宮
 <金地院東照宮>
 <地主神社
 <大将軍八神社
 <日光東照宮>


【京都検定 第9回1級】



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