狩野松栄(かのうしょうえい)(Syouei Kanou)

安土桃山時代狩野派の絵師
生年:1519年(皇紀2179)永正16年
没年:1592年(皇紀2252)天正20年10月21日
享年:74

父親:狩野元信
三男

名:直信
号:(剃髪後)松栄
通称:源七、源七郎、大炊助

狩野派第4代

兄:狩野宗信(祐雪)
兄:狩野秀頼

長男:狩野永徳
次男:狩野宗秀
三男:狩野宗也
四男:狩野長信

 狩野松栄(かのうしょうえい)は、安土桃山時代狩野派の絵師

 狩野派2代 狩野元信の三男で、狩野派4代として継ぎ、長男の狩野永徳が5代となる

【狩野松栄の歴史・経緯】

【狩野松栄の主な作品】

 <紙本墨画 大徳寺聚光院方丈障壁画28面(附8面)(国宝)
 大徳寺塔頭 聚光院
 礼の間「瀟湘八景図」(8面)、衣鉢の間「竹虎遊猿図」(6面)、仏間「蓮池藻魚図」(6面)、仏間「花鳥図」(2面)
 松栄の長男 狩野永徳と描かれる

 <紙本着彩 仏涅槃図(重要文化財)>
 大徳寺の所蔵
 591cm×352cmの巨大な仏涅槃図 
 1563年(皇紀2223)永禄6年の作
 明兆の「大涅槃図」、長谷川等伯の「仏涅槃図」と並んで「三大涅槃」と称される

 <紙本金地着彩 四季花鳥図 衝立4面>
 大徳寺塔頭 瑞峯院の所蔵

 <紙本墨画 二十四孝図屏風 六曲一双>
 洛東遺芳館の所蔵

 <紙本着色 釈迦堂春景図屏風 二曲一隻>
 京都国立博物館の所蔵

 <紙本墨画淡彩 四季花鳥図屏風 六曲一双>
 京都国立博物館の所蔵

 <洛中洛外図 高橋本 六曲一双(重要文化財)>
 国立歴史民俗博物館の所蔵(もとは高橋家が所蔵)

【狩野松栄の画風】

 画才では、父親 狩野元信や子の狩野永徳におよばなかったといわれる
 狩野元信様式を忠実に受け継ぎ、狩野派を伝統的なものとして定着させた
 筆致は柔軟で、温雅さがある作品といわれる


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