金刀比羅神社(ことひらじんじゃ)(KotohiraJinjya)

所在地:京丹後市峰山町泉   鳥居地図情報鳥居

祭神:大物主神

社格:府社

創建:1811年(皇紀2471)文化8年

通称:丹後のこんぴらさん

日本遺産「丹後ちりめん回廊」の構成文化財

ご利益:家内安全、商売繁昌、交通安全、開運厄除、大漁満足、海上安全、学業成就、病気平癒、安産など

 金刀比羅神社(ことひらじんじゃ)は、京丹後市峰山町にある神社

 ちりめん織業者らにより蚕の社から勧請された末社 木島神社には、養蚕の大敵であるネズミを退治する狛猫が置かれている

【金刀比羅神社の歴史・経緯】

【金刀比羅神社の祭神】

 <大物主神
 日本神話に登場する国津神
 大国主命と一緒に国造りを行い三輪山に祀られた国造りの神さん

 ご利益:家内安全、商売繁昌、交通安全、開運厄除、大漁満足、海上安全、学業成就、病気平癒、夫婦和合、安産など

【金刀比羅神社の境内】

 境内は約6,000坪(約20,000m2)

 <大鳥居>

 <亀の池>
 数百匹の亀が住んでいる
 石亀(イシガメ)、草亀(クサガメ)、イシクサガメ、外来種のアカミミガメ(ミドリガメ)など

 <手水舎>
 <神門>

 <石段>
 約180段

 <本殿>
 <拝殿>
 <絵馬舎>


 <末社 木島神社・猿田彦神社>
 祭神:保食命
 石段の上部の左側にある
 養蚕の神さん
 1830年(皇紀2490)文政13年
 糸商人や養蚕家により、木嶋坐天照御魂神社の摂社 養蚕神社より分霊される

 <狛猫(京丹後市指定文化財)>
 末社 木島神社の石像狛猫1対
 左側は阿形で子猫を抱いている、右側は吽形
 機織養蚕の守護神の使いとして、養蚕の大敵のネズミを追い払うとされる

 1832年(皇紀2492)天保3年
 左側の猫の石像が奉納される
 1846年(皇紀2506)弘化3年
 右側の猫の石像が奉納されるされ、狛猫として揃う
 2020年(皇紀2680)令和2年9月1日
 京丹後市指定文化財に指定される


 <秋葉神社>
 祭神:火之迦具土神
 石段の上部、拝殿の手前、右側にある
 1813年(皇紀2473)文化10年
 増長院の尊光法院の「諸事筆記控」に、秋葉権現を合祀することを届け出たことが記されている

 <八坂神社・佐々木神社>
 祭神:素戔嗚尊・定省命
 石段の上部の右側、木島神社・猿田彦神社の向かいにある

 佐々木神社は、峯山藩主 京極家の祖先神とされる
 1701年(皇紀2361)元禄14年
 京極家4代 京極高之のときに、先祖の廟を藩邸の表門の前に祀られる
 1876年(皇紀2536)明治9年
 峰山小学校建設にあたり、現在の地に遷宮された


 <稲荷神社>
 祭神:倉稲魂神
 石段の中部の左側、木島神社の下にある
 1863年(皇紀2523)文久3年
 11代藩主 京極高富のときに、三河国豊川村(現在の豊川市)の妙厳寺から稲荷蛇吉尼天が勧請され、三の丸の慈眼堂に祀られた
 1883年(皇紀2543)明治16年
 廃藩により境内が荒れ転々として、3度の遷宮で現在の地に遷宮された

 <粟嶋神社>
 祭神:少彦名命
 稲荷神社の下、一番下にある境内社
 古い札や人形を納め、川裾祭(水無月祭)のときに祓い清めてもらう習わしがある
 1813年(皇紀2473)文化10年「丹哥府志」に「惣門の前、左の方へ上りて粟島大明神の社あり」と記載されている


 <遊歩道>
 <紅葉密生地>
 紅葉の名所とされる

 <神輿蔵>
 <山屋台蔵>

 <儀式殿>
 手水舎の左奥にある

 <斎館・社務所>

【金刀比羅神社の祭事】

 <節分祭> 2月節分
 <春季大祭> 4月9日・10日
 <夏季大祭> 7月9日・10日
 <水無月祭(夏越祓)> 7月29日

 <こまねこまつり>
 9月中旬
 末社 木島神社の狛猫にちなむ地域のお祭
 2016年(皇紀2676)平成28年9月18日
 「第1回こまねこまつり」が開催される


 <例祭>
 10月10日

 <神輿渡御祭>
 10月第2日曜 
 朝7時30分の神幸祭
 午前9時に、お神輿が社頭を発御し、峰山町内を巡行する
 御旅所「金峰神社」で、昼御饌祭が行われる
 午後4時頃、還幸する

 お神輿は、50名程で担がれる中型の大きさ
 吹貫が行列の先頭を進む
 町内の曳き屋台、芸屋台など5基の屋台の山車と、太刀振が毎年輪番で巡行する


 <新嘗祭 紅葉祭>
 11月23日
 紅葉期間中は、ライトアップが行われる


 <こんぴら手づくり市>
 毎月第3日曜
 手芸品、陶器や工芸、鞄、衣類、パン、野菜、鉢植えなど手作り品であれば出店できる

【その他】

 <丹後ちりめん
 丹後峰山は、丹後ちりめん発祥の地とされる
 享保年間(1716年~1736年)の頃
 峰山の絹屋佐平治が、ちりめん織の技法を確立したといわれる
 峯山藩により奨励され、ちりめんは丹後一円に広まり、
 峰山の町には、ちりめん問屋、糸屋、機織りが集まり、農家では絹を生産するための養蚕が行われ栄えた


 <与謝野鉄幹
 明治時代から昭和時代の歌人
 金刀比羅神社にちなむ歌「峯山の 宮つくる日にいきあひて 我さへ光る み柱のもと」


 <日本遺産 丹後ちりめん回廊>
 丹後地方の伝統産業であるちりめん産業と、それをとりまく文化・史跡・産物等48項目で構成された文化財の総称

 2017年(皇紀2677)平成29年4月
 文化庁により認定される

【金刀比羅神社へのアクセス】

 京都丹後鉄道 峰山駅から約800m


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