大天主太神(オオモトスメオオミカミ)(OhomotoSumeoomikami)

全国各地の大本の本部・本苑・分苑などで祀られている天津神

古事記での表記:天之御中主之神(アメノミナカヌシノカミ)
日本書紀での表記:大国常立之神(オオクニトコタチノカミ)

神格:宇宙の創造神

 大天主太神(オオモトスメオオミカミ)は、全国各地の大本の本部・本苑・分苑などで祀られている天津神

 宇宙の大いなる根本となる主の神とされ、
 日本では、古事記などにも登場する天之御中主之神(アメノミナカヌシノカミ)、大国常立之神(オオクニトコタチノカミ)とされ、
 世界各地では、その地の風習に応じてゴッド・エホバ・ブラフマ・ゼウス・ユピテル・至聖先天老祖・大日如来などとされる

【大天主太神】

 <万教同根>
 その土地土地によって使われる言語や方言があるように、その土地の風習などに応じて、
 宇宙を創造し、天地のあらゆる万有を生成した霊力体が、
 そこの人々が理解しやすく信仰ができる形で、神として現れているとされる

 大天主太神(オオモトスメオオミカミ)は、その宇宙の大いなる根本となる主の神とされる


 <最初に現れた神>
 大天主太神は、日本では、天之御中主之神(アメノミナカヌシノカミ)、大国常立之神(オオクニトコタチノカミ)とされる

 古事記においては、
 天之御中主之神(アメノミナカヌシノカミ)は、別天津神(コトアマツカミ)の中の造化三神の一柱で、
 天地開闢の時に最初に現れた神とされる

 日本書紀においては、
 大国常立之神(オオクニトコタチノカミ)は、天地開闢の時に最初に現れた神とされ、
 陽気のみを受けて生まれた神で、全く陰気を受けない純粋な男性の神(純男神)と記されている

 <吉田神道>
 室町時代吉田神社吉田兼倶によって大成された神道
 大天主太神と同様に、天之御中主之神と大国常立之神を同一神とし、宇宙の根源の神(大元尊神)とされた

 <二元相合>
 大本では、日月、水火、和魂・荒魂、幸霊・奇魂など、陰陽二元が合わさって調和のとれた一つが生み出されるとされる
 大天主太神の厳霊(げんれい)(いづみたま)を、大国常立之神、
 大天主太神の瑞霊(ずいれい)(みづみたま)を、豊雲野尊(トヨクモヌノミコト)とされる
 古事記においては、大国常立之神は神代七代の最初の神、豊雲野尊は二番目の神とされる

【祀られているところ】

  <大本 天恩郷
  <大本 梅松苑

 全国各地の大本の本部・本苑・分苑などで祀られている

【その他】

 <艮の金神(うしとらのこんじん)>
 金神は、陰陽道における方位ごとの神さん
 艮(うしとら)は、東北のことを指し、古くから鬼門とされる方位
 「艮の金神」は、最も力を持つ厄の神さんといわれる
 大国常立之神は、艮の金神によって鬼門に閉じ込められてしまったといわれる

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