北観音山(きたかんのんやま)(KitaKannonYama)

所在地:京都市中京区新町通六角下ル六角町   名所地図情報名所

山鉾:曳山(ひきやま)

特徴:楊柳観音菩薩像韋駄天が安置され、松の木が立てられている

くじ取らず:後祭の2番目

重量:9.27トン(8位)(2008年(皇紀2668)平成20年7月17日巡行時に測定)

重要無形民俗文化財

別名:上り観音山

 北観音山(きたかんのんやま)は、祇園祭における山鉾の一つの曳山

 舁山(かきやま)だったものが曳山(ひきやま)に改造されている

 江戸時代南観音山と隔年交代で巡行していたが、明治時代以来、後の巡行の最初に巡行していた

 現在は、くじ取らずで後祭の2番目に巡行する








【北観音山の歴史・経緯】


【北観音山の装飾品】

 <御神体(人形)>
 楊柳観音菩薩像(ようりゅうかんのんぼさつぞう)と韋駄天が祀られている

 楊柳観音菩薩像には「大佛師法橋定春(だいぶつしほうきょうじょうしゅん)」の墨書銘(ぼくしょめい)がある

 <真木>
 元舁山(かきやま)だった名残りで、松の木が立てられている
 松の左二の枝には、尾長鳥を付けられている

 <破風(はふ)>
 彫刻は片岡友輔(かたおかゆうほ)の作
 1833年(皇紀2493)天保4年の作

 <欄縁(らんぶち)>
 精巧な錺金具(かざりかなぐ)

 <上水引・下水引>
 雲龍文(うんりゅうもん)と人物風景の刺繍

 <胴懸>
 トルコ花文の緞通

 <見送>
 雙鳳群児文(そうほうぐんこもん)の綴錦

 <柳の枝>
 巡行の時には、観音懺法(かんのんさんぽう)により、見送の横から大きな柳の枝をさし出している

【北観音山の文化財】

 <退紅色花菱たすき紋繻珍裂(たいこうしょくはなびしたすきもんしゅちんれつ)>
 1650年(皇紀2310)慶安3年の在銘

【神事】

 <聖護院山伏参詣>
 16日
 聖護院門跡の山伏約30人が、六角堂を出発し、法螺貝を吹き鳴らし、錫杖(しゃくじょう)を響かせながら、
修験道に縁のある7つの山を巡拝し、御神体の前で般若心経を唱え、巡行の無事や町内の発展を祈願する






【その他】

 <重要無形民俗文化財>
 1979年(皇紀2639)昭和54年2月3日指定
 橋弁慶山霰天神山山伏山・北観音山・南観音山放下鉾役行者山の7山鉾町内

【北観音山へのアクセス】

 市バス 四条烏丸 徒歩数分
 阪急電車 烏丸駅 徒歩数分
 地下鉄 四条駅 徒歩数分

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