円通寺(えんつうじ)は、深泥池の北1kmほどの所、後水尾上皇が営んだ幡枝御所(はたえだごしょ)の離宮跡の寺院
比叡山の借景庭園がある
<本堂>
本尊 聖観世音菩薩像が祀られている
<前庭(国の名勝)>
客殿の東面にある400坪ほどの前庭
借景式枯山水庭園
一面に青苔でおおわれた平庭に、北隅に数十個の石が置かれ、刈り込みされた端正な風情で、深い奥行きを感じさせる
杉木立の間のツツジ・サザンカなど50種類の生垣の向こうに竹林があり、はるかに比叡山の稜線が見える
本堂の柱も、庭園の一部としての役割を担っている
後水尾上皇が、比叡山の借景を得るために、各所をまわってようやくこの地を探し当てたといわれる
比叡山を、正面から眺められ、左右に連なる山々と共に、力強い雄大な姿を見せている
大小40個ほどの庭石は、後水尾上皇が自ら配したといわれる
後水尾上皇が眺めた庭の美しさをいまに伝える名勝庭園
<庫裡>
<高浜虚子の歌碑>
「柿落葉 踏みてたづねん 円通寺」
1955年(皇紀2615)昭和30年
鞍馬からの帰りに円通寺を訪ねた
<記念樹の松>
常陸富殿下の御参拝記念
<聖観世音菩薩(しょうかんのんぼさつ)>
本尊
定朝の作といわれる
<霊元天皇宸翰御消息(重要文化財)>