後撰和歌集(ごせんわかしゅう)

後撰和歌集(ごせんわかしゅう)

平安時代中期

2番目の勅撰和歌集、三代集(二十一代集)の第二

全二十巻

総歌数:1425首

宣旨:村上天皇

別当:藤原伊尹

撰者:梨壺の5人(大中臣能宣・清原元輔・源順・紀時文・坂上望城)


 後撰和歌集(ごせんわかしゅう)は、村上天皇の宣旨によって編纂された2番目の勅撰和歌集

 全二十巻に1425首が収められている

【後撰和歌集の歴史・経緯】

【後撰和歌集】

 編成の歌の配列順などは、「古今和歌集」にならっている

 古今和歌集のような序文が付されていない

 詞書が、長文で物語的になっている

 四季歌・恋歌・雑歌・離別歌(附 羈旅歌)・慶賀歌(附 哀傷歌)の10部に分類して収録されている

 撰者の歌は、選ばれていない

 <全二十巻>
 巻第一 春歌上
 巻第二 春歌中
 巻第三 春歌下
 巻第四 夏歌
 巻第五 秋歌上
 巻第六 秋歌中
 巻第七 秋歌下
 巻第八 冬歌
 巻第九 恋歌一
 巻第十 恋歌二
 巻第十一 恋歌三
 巻第十二 恋歌四
 巻第十三 恋歌五
 巻第十四 恋歌六
 巻第十五 雑歌一
 巻第十六 雑歌二
 巻第十七 雑歌三
 巻第十八 雑歌四
 巻第十九 離別歌(附 羈旅歌)
 巻第二十 慶賀歌(附 哀傷歌)

 <総歌数1425首>

 <撰者>
 宮中の昭陽舎(梨壺)に撰和歌所が置かれ、その寄人に任命された梨壺(なしつぼ)の5人により編纂された
 大中臣能宣(おおなかとみのよしのぶ)・清原元輔(きよはらのもとすけ)・源順(みなもとのしたごう)・
 紀時文(きのときぶみ)・坂上望城(さかのうえのもちき)

 「万葉集」の訓釈も同時に行われ、藤原伊尹(ふじわらこれただ)が別当となってそれを統括した

 <歌の特徴>
 貴人の日常生活に基づいた「褻の歌(けのうた)」が多く、歌物語的で、くだけた感がある

 恋の贈答歌が多く、藤原氏や貴族たちが、女房(宮中に務める女性)たちと交わした恋の語らいや逸話も多い

 紀貫之(81首)・伊勢(72首)・藤原兼輔(24首)らなど、古今和歌集の歌人が再び活躍している

 中務・右近ら当代の女流歌人も活躍している

【後撰和歌集ゆかりの歌】

 <小倉百人一首文芸苑 奥野々宮地区
 小倉百人一首歌碑巡りの一つ
 後撰和歌集から採られた歌7首の歌碑が立っている

 <陽成上皇>
 後撰和歌集に入撰し小倉百人一首にも採録された一首のみが残っている
 「つくばねの峰よりおつるみなの川 恋ぞつもりて淵となりぬる」
 皇后 釣殿宮綏子内親王(宇多天皇の妹)にあてた歌といわれる


 <縣神社
 「都人 きてもをらなむ 蛙なく あがたのゐどの 山吹の花」

 <千代の古道
 「嵯峨の山 みゆき絶えにし 芹川の 千代のふる道 跡はありけり」 在原行平

 <長等山トンネル
 「世中を厭ひがてらに来しかども憂き身ながらの山にぞ有ける」

【その他】

 <小倉百人一首
 古今和歌集から続後撰集の10の歌集から撰歌されている

 <財団法人 冷泉家時雨亭文庫
 藤原定家が書き写した「後撰和歌集(国宝)」が保存されている


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