縣神社(あがたじんじゃ)(AgataJinjya)

所在地:宇治市宇治蓮華   鳥居地図情報鳥居

祭神:木花咲耶姫命

通称:県の森


 平等院の南門から西へ100mほどのところに建ち、平等院鬼門にあたる

 祭神は、天孫天津彦彦火瓊瓊杵尊の妃の木花咲耶姫命で、古来より当地の地主神とされる

 社名は、木花咲耶姫命の別名で「吾田津姫(あがたつひめ)」に由来する
 朝廷直営農場だった宇治県(うじあがた)の守護神として創建されたことにも由来する

 平等院の北の橋姫神社が、縁切祈願の信仰を集め、南の縣神社は、縁結びや安産、病気平癒にご利益があるといわれる

【縣神社の歴史・経緯】




【縣神社の境内】

 <大鳥居>
 宇治橋西詰めの近くに建つ

 <本殿>
 桧皮葺(ひわだぶき)
 江戸時代に再建されたもの

 <拝殿>
 1936年(皇紀2596)昭和11年
 現在の社殿が造営される

 <御神木 むくのき>
 宇治市名木百選

 <東位稲荷社>



【縣神社の祭事】

 <縣祭
 6月5日から翌日の未明にかけて行われる
 沿道の明かりが全て消されて真っ暗にされ、「暗夜の奇祭」と称される
 信奉者の奉仕による「梵天」と称される依代を御輿に乗せて渡御が行われる
 「梵天」は、1600枚もの奉書紙を短冊に切って束ねた御幣を青竹に挟みこんだもの
 約1mほどの球形で、重さ約50kg

 午前10時 朝御饌の儀
 午後5時 夕御饌の儀、神楽などが奉納される
 午後11時 宇治神社の境内、沿道の露店や町の明りが一斉に消される
   宇治神社にある御旅所から、ふれ太鼓、猿田彦大神の面、雌雄の獅子頭、鏡をつけた榊などが続く
 午前0時過ぎ 縣神社に到着
   渡御の儀が行われ、神霊が梵天へ移され、御旅所へ向かう
 午前1時過ぎ 御旅所に到着し、御輿の担ぎ手は解散する
   梵天は、再び縣神社に戻り、遷幸祭が行われる

【その他】

 和歌の歌枕として、多く登場する

 「後撰和歌集」の「都人 きてもをらなむ 蛙なく あがたのゐどの 山吹の花」など

【縣神社へのアクセス】

 京阪電車 宇治駅 徒歩約7分
 JR宇治駅 徒歩約15分

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