京くみひも(きょうくみひも)(KyouKumihimo)

京くみひも(きょうくみひも)は、数十本の糸を組上げて一本の紐に仕立てた紐

経済産業大臣指定の伝統的工芸品(1976年(皇紀2636)昭和51年指定)
分類:その他繊維製品

用途:神祇装束調度品京仏具、鎧兜・刀の下げ緒、羽織の紐・帯締・留め具・京袋物の紐・髪飾りなど

京都市の伝統産業の一つ

紐(ひも)には、大別して、組紐(くみひも)・織紐(おりひも)・撚ひもの3種類がある

京もの指定工芸品
撚ひもとは製作方法が異なり、京くみひもも撚ひもも個別の京都市の伝統産業の一つ

 (写真は京都伝統産業ミュージアムにて撮影)

【京くみひもの歴史・経緯】


 <京くみひも(京組紐)>
 数十本の糸を組上げて一本の紐に仕立てた紐

 丸台・角台など、いくつもの組台を使って、手仕事で組み編まれる

 複雑に組み上げられた繊細な編み目と、優美な光沢が特徴

 紐(ひも)には、大別して、組紐(くみひも)・織紐(おりひも)・撚ひもの3種類がある
 撚ひもは、生糸の束を撚りをかけて編まれたもので、製作方法が異なる別物
 織り紐が直角に交差する織紐とも異なり、くみひもは、斜めに組み上げるため立体的になるのが特徴

 <種類>
 帯じめ・羽織ひもなど、根付ひもなど用途に応じて80種近くの種類のもが作られている

 用途による組み方で、「平紐」「丸紐」「角紐」「笹波紐」などの多くの種類がある

 <用途>
 平安時代初期から、神祇装束調度品京仏具・法衣・経巻・装束・神宝などに用いられてきた

 皇室や貴族では、羽織の紐・帯締(おびじめ)・絵巻物・鏡・几帳(きちょう)・御簾(みす)などの調度や楽器などに
 武士では、鎧兜の大部分・刀の下げ緒(さげお)
 茶道京袋物の紐、書道の留具、京人形扇子、髪飾りなどに用いられてきた


 <大鎧(おおよろい)>
 大鎧(おおよろい)は、平安時代に登場した甲冑
 大鎧の大部分は、「小札(こざね)」と称される小さな金属札を綴り合わせて作られる
 小札の綴り合わせを「縅(おどし)」と称し、小札の1枚1枚を、「縅糸(おどしいと)」と称されるくみひもによって綴り合わせられている
 縅糸は、美しく、縅には細部にまで意匠が凝らされて、配色や柄によって名前が付けられていた
 大鎧の胴・兜・袖などに、約300mものくみひもが用いられる


 (写真は京都伝統産業ミュージアムにて撮影)

【京くみひもの種類と組台】

 <種類>
 帯じめ・羽織ひもなど、根付ひもなど用途に応じて80種近くの種類のもが作られている

 用途による組み方がされ、「平紐」「丸紐」「角紐」「笹波紐」など3,500種類ほどある

 ※上記写真にある一例※
 <江戸・稲妻組(えど。いなづまくみ)>
 <三段綾竹組(さんだんあやたけくみ)>
 <唐組(からくみ)
 <籠打紐(かごうちひも)>
 <高麗組(こうらいくみ)>
 <内記組(ないきくみ)>
 <笹浪組(ささなみくみ)>
 <丸源氏(まるげんじ)>
 <御岳組(みたけくみ)>


 <組台>
 組まれる組ひもにより、いろいろな組台が選ばれ用いられる

 ※上記写真にある一例※
 <角台>
 <丸台>
 <綾竹台>
 <籠打台>
 <高台>
 <内記台>


 (写真は京都伝統産業ミュージアムにて撮影)

【京くみひもの製作工程】

 くみひもは、丸台や角台・高台などを使って数十本の糸を組み上げて、同じ手順を丹念に繰り返すことから作り出される

 組み方は、用途により「平紐」「丸紐」「角紐」「笹波紐」などの多くの種類がある

 多種多様な紐の組み上げに必要な道具も多くあり、紐を組みに使用する台も組み方によって使い分けられる


 <糸割り>
 <染色>
 <糸繰(いとくり)>
 <経尺(へいじゃく)>
 <撚かけ(よりかけ)>

 <組上(くみあげ)>
 くみひもの編み目によって、丸台・角台・高台・綾竹台などの台が使い分けられる
 組み方も、丸組(四ツ組・八ツ組・江戸組など)・平組・角組などの組み方がある

 <房付け>
 <湯のし>
 <仕上げ>

【その他】

 <結びの型>
 くみひもをデザイン的な形に結ぶことにより、調度品の装飾などに用いられる
 貴族・武家・家元などの家ごとに結びの型が決まっており、家人以外の者では結ぶびなおすことができなくなり、
くみひもで結ばれた箱や、調度品の所有の証にされていた


【京都検定 第13回3級】

【京都検定 第21回3級】

【京都検定 第1回2級】

【京都検定 第5回1級】


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