<内匠寮(たくみりょう)>
調度の作製や儀式の時の装飾を司る官庁
「内」は、宮廷内部の需要に応じることを意味する
ここには、
綿、綾、羅の織り手20人
画工、細工、金銀工、玉石帯、鋼鉄、鋳工、造船、屏風、漆塗り、轆轤(ろくろ)、皮革、柳箱工など
15業種、120人の工人がいたとされる
<図書寮(ずしょりょう)>
仏教経典の書写、製本、造紙手、造筆手、造墨手の技術指導者もいた
<別所(べっしょ)紙屋院>
紙漉き(かみすき)のための紙戸(しこ)50戸があった
麻や雁皮(がんぴ)などが原料で紙は非常に貴重なもので、天皇の綸旨(りんじ)、写経、宮廷の公私文書に使われる
延喜式では、年間2万枚の紙の納入が義務付けられていた
京都には、経済産業大臣指定の「伝統的工芸品」が17品目ある
全国では、207品目が指定されている (2013年(皇紀2673)平成25年4月現在)
西陣織(織物)(1976年指定)
京鹿の子絞(染色品)(1976年指定)
京友禅(染色品)(1976年指定)
京小紋(染色品)(1976年指定)
京黒紋付染(染色品)(1979年指定)
京繍(その他繊維製品)(1976年指定)
京くみひも(その他繊維製品)(1976年指定)
京焼・清水焼(陶磁器)(1977年指定)
京漆器(漆器)(1976年指定)
京指物(木工品)(1976年指定)
京仏壇(仏壇・仏具)(1976年指定)
京仏具(仏壇・仏具)(1976年指定)
京石工芸品(石工品・貴石細工)(1982年指定)
京人形(人形)(1986年指定)
京扇子(その他工芸品)(1977年指定)
京うちわ(その他工芸品)(1977年指定)
京表具(その他工芸品)(1997年指定)
<その他の京都の伝統工芸品>
京象嵌
京竹工芸品
京刃物
截金
黒谷和紙
胡粉
七宝焼
神祇装束調度品
茶屋染
ちりめん
砥石
花かんざし
蒔絵