京銘竹(きょうめいちく)

京銘竹(きょうめいちく)

種類:白竹・図面角竹・亀甲竹・胡麻竹など

用途:建築用材・装飾品・工芸品

生産地:京都市西京区・向日市・長岡京市

京都市の伝統産業の一つ

 (写真は京都伝統産業ミュージアムにて撮影)

 京銘竹(きょうめいちく)は、建築用や装飾品用、竹工芸品などに用いられる美しい竹材

 京都の気候は、雨が多く、寒暖の差が大きく、非常に美しい竹を生産することができるといわれている

【京銘竹の歴史・経緯】

【京銘竹】

 <白竹(しらたけ)>
 9月〜12月に伐竹された竹を、火あぶりにより油を抜き天日で干し、完全に乾燥させ、丁寧に磨きあげられ、
美しい光沢を発するようになる
 建築用、茶道具、民芸品など幅広い分野で使用される
 最も生産量の多い銘竹

 <図面角竹(ずめんかくちく)>

 筍(たけのこ)が地上に顔を出してから柔らかいうちに木枠に入れて四角い竹にする
 その後、硫酸と砂などを混ぜた溶液を特殊なハケで棹(さお)に付け、模様が付けられる
 竹の切り口は四角になる角竹となる
 飾り柱・花器・椅子・床机などの家具などに用いられる

 <亀甲竹(きっこうちく)>
 孟宗竹の突然変異により亀の甲羅のような形になった竹
 白竹と同様に火あぶり法で磨き上げられる
 床柱・花器・結界など、高級竹材として幅広く利用される

 <胡麻竹(ごまだけ)>
 竹の上部を切り取り、残った枝を全て枝打ちして半枯れ状態にすると、
光合成による栄養分が作れなくなり、稈面全体にきれいな胡麻状の斑点が現れる
 茶道具・工芸品や建築材など、幅広く利用される

【その他】

 <東山花灯路
 3月11〜21日 東山地域で行われていたイベント
 京焼・清水焼、京銘竹、北山杉磨丸太京石工芸、金属工芸の5種類の露地行灯約2,400基が、
 東山山麓の、北は青蓮院から知恩院円山公園八坂神社を通って南は清水寺までの散策路約4.6kmに設置された
 期間中は、各寺院で特別拝観やライトアップが行われた


【京都検定 第9回3級】

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