荒見神社(あらみじんじゃ)
(AramiJinjya) 京都通メンバ
所在地:城陽市富野荒見田 
   鳥居地図情報鳥居

祭神:天火明尊(あめのほあかりのみこと)・天香語山尊(あめのかごやまのみこと)・
   天村雲尊(あめのむらくものみこと)・阿比良依姫尊(あひらよりひめのみこと)・木花開耶姫尊

社格式内社、村社

創建:647年(皇紀1307)大化3年

創建:小篠峯の土豪 管領 三富野部連金建

通称:五社天神宮

重要文化財:1棟(本殿)
京都府文化財環境保全地区(鎮守の森)

 荒見神社(あらみじんじゃ)は、城陽市、JR長池駅から国道24号、長池交差点の西方にある神社

 旧富野村の産土神さん

 山城国久世郡の式内社とされる

【荒見神社の歴史・経緯】

【荒見神社の祭神】

 5柱が祀られており「五社天神宮」と称される

 <天火明尊(あめのほあかりのみこと)>
 <天香語山尊(あめのかごやまのみこと)>
 <天村雲尊(あめのむらくものみこと)>
   三神は、三富野部氏の祖といわれる
   富野(との)・長池集落の産土神さん

 <阿比良依姫尊(あひらよりひめのみこと)>
 天村雲尊の后神

 <木花開耶姫尊
 由緒不詳


 <式内社
 927年(皇紀1587)延長5年
 延喜式神名帳
 「久世郡 二十四座 大十一座 小十三座」の「荒見神社」に比定されている

 その後、現在は、久御山町の荒見神社が式内社として治定されている

【荒見神社の境内】

 境内の四方を掘割に囲まれいる
 鳥居をくぐるとすぐ、堀を渡る石橋が架けられている

 境内は巨樹が多く、社叢は森になっている

 <鳥居>
 通りに南面して立っている
 扁額「延喜宮 荒見神社」がかかっている

 <石碑「式内 荒見神社」>

 <神門>
 通りに南面する鳥居をくぐったところにある
 薬医門、瓦葺切妻造
 神仏習合時代の遺構とされる

 <手水舎>
 神門をくぐって右側(東側)にある

 <本殿(ほんでん)1棟(重要文化財)>
 三間社流造、檜皮葺、西面して建つ
 中門と透塀に囲われている
 棟に瓦、棟飾りの獅子口が二つ据えられている
 蟇股に唐獅子、木鼻は若葉が飾られている
 1604年(皇紀2264)慶長9年の棟札があり、その頃の建立
 1906年(皇紀2566)明治39年 重要文化財に指定される
 2023年(皇紀2683)令和5年 修理が完成する

 <拝殿>
 入母屋造、妻入、銅板葺
 舞殿風拝殿

 <幣殿>
 拝殿の奥、本殿の前にある
 妻入切妻造

 <御霊社(京都府指定文化財)>
 本殿の右側(南側)にある
 一間社流造、檜皮葺
 蟇股は本殿より古く、室町時代後期の特徴を持つ
 1923年(皇紀2583)大正12年の再建

 <菊水神座>
 本殿の奥のほう、境内東側の森の中にある
 石組と湧水がある

 <枝垂桜>
 手水舎のそばにある

 <社叢 鎮守の森>
 アラカシ、椎の木、楠の木などが繁る

 境内入口から西方の並木道は、馬場だったところで、流鏑馬等の神事が行われていたといわれる


 <神宮寺 常楽寺>
 境内にあった、石清水八幡宮 豊蔵坊(ほうぞうぼう)の末寺だった
 明治維新
 明治新政府の廃仏毀釈の悪政により破却させられてしまった

【荒見神社の祭事】

 <歳旦祭> 1月1日
 <古札焼納祭(とんど)> 1月15日
 <還暦奉告祭> 1月休日
 <節分祭(星祭)> 2月節分
 <紀元祭> 2月11日
 <祈年祭> 2月17日
 <夏越大祓> 6月30日
 <夏越祓> 6月30日
 <例祭(秋例祭)(おいで祭)> 10月1日から5日
   神幸祭 10月1日
   宵宮祭 10月4日
   還幸祭 10月5日
 <献茶祭(城陽茶まつり)> 10月第三日曜日
 <新嘗祭> 11月23日
 <大祓・除夜祭> 12月31日

【荒見神社へのアクセス】

 JR奈良線 長池駅 徒歩約5分
 近鉄電車 富野荘駅 徒歩約15分

LINEで送る

[インデックス]


京都通メンバページ


フェイスブックでシェア LINEで送る

[目次]


[関連項目]


[協賛リンク]



[凡例]

赤字
 京都検定の出題事項
 (過去問は下段に掲載)

ピンク
 京都検定に出題された
項目へのリンク

青色紫色
 関連項目へのリンク