実光院(じっこういん)は、大原の三千院の北にある寺院
天台声明を伝承するために開かれた、勝林院の僧院
<契心園(けいしんえん)(京都を彩る建物や庭園選定)>
旧普賢院の池泉観賞式庭園と、旧理覚院の池泉回遊式庭園
<旧普賢院庭園>
客殿の南の律川の水を取り入れた心字池を中心にした池泉観賞式の額縁庭園
池の手前を俗世間、向こう側が仏の浄土を表す
江戸時代後期の作庭
<旧理覚院庭園>
客殿の西側に広がる池泉回遊式庭園
金毘羅山や小塩山を借景に取り入れられている
理覚院が実光院に併合された後、荒廃していた土地に作庭されたもの
材木のほとんどは、実光院領の山林から調達されたもの
1975年(皇紀2635)昭和50年
西北隅に茶室 理覚庵(りかくあん)が設けられる
<不断桜(ふだんざくら)>
11月頃に満開になり、春にも再度咲く珍しいもの
4月の石楠花、5月の杜若の名所
福寿草、カタクリ、イカリ草など茶花も多い
<声明の楽器>
声明の研究のために収集されたもの
<三十六詩仙画像>
客殿の欄間
江戸時代中期
狩野派の画家の筆