金剛院(こんごういん)
(KongouIn) 京都通メンバ
所在地:舞鶴市鹿原     卍地図情報卍

真言宗東寺派の寺院

山号:鹿原山
寺号:慈恩寺

本尊:波切不動明王

創始:829年(皇紀1489)天長6年

開山:真如法親王(平城天皇の第3皇子 高岳親王)

通称:丹後のもみじ寺

重要文化財:建造物1基(三重塔)、美術工芸品7件(絵画1幅・仏像7躯)
金剛院京都府歴史的自然環境保全地域
関西花の寺二十五カ所 第3番

 金剛院(こんごういん)は、舞鶴市の東部、鹿原公園の北側にある寺院

 細川幽斎が植樹した楓により「丹後のもみじ寺」と称される

 三島由紀夫の小説「金閣寺」の舞台の一つ

【金剛院の歴史・経緯】

【金剛院の伽藍】

 境内一帯(106.38ha)は、モミ林、シイ・カシ林、シイ・タブ林などが維持されており、
 金剛院京都府歴史的自然環境保全地域に指定されている
 (1997年(皇紀2657)平成9年9月12日指定)

 <本堂(京都府指定有形文化財)>

 <金剛院塔婆(とうば)(三重塔)1基(重要文化財)>
 開山 真如法親王の供養のために建立されたもので、塔内には真如法親王坐像が祀られている
 三間三重、こけら葺
 現在の塔の装飾などには 室町時代の特色がある
 戦国時代の再建
 三島由紀夫の小説「金閣寺」にも登場する
 1917年(皇紀2577)大正6年4月5日 重要文化財に指定される

 <雲山閣>
 拝殿とされ、本堂と渡り廊下で繋がっている
 舞台造

 <庭園「鶴亀の庭」(京都府指定名勝)>
 「小池庭」とも称される
 蓬莱式池泉回遊式庭園  江戸時代細川幽斎の作庭
 細川幽斎が、同時に楓も植樹したといわれる
 現在は、数千本あり「丹後のもみじ寺」と称される

 <山門>
 <鐘楼>
 <弁財天堂>
 <弘法の滝>
 <宝物殿>
 <本坊(庫裏)>
 <高岳親王の墓>

 <奉行杉>
 参道の入り口付近にある
 高さ約25m
 金剛院の造営奉行を命じられた平忠盛が手植えしたといわれる

 <千年ガヤ(舞鶴市指定天然記念物)>

 <オオデマリ>
 5月中旬

 <秋海棠(シュカイドウ)>
 9月頃

【金剛院の寺宝】

 <木造 阿弥陀如来坐像(あみだにょらいざぞう)1躯(重要文化財)>
 平安時代の作
 1903年(皇紀2563)明治36年4月15日 重要文化財に指定される

 <木造 金剛力士立像(こんごうりきしりゅうぞう)2躯(重要文化財)>
 鎌倉時代の作
 1925年(皇紀2585)大正14年8月25日 重要文化財に指定される

 <木造 増長天立像(ぞうちょうてんりゅうぞう)1躯(重要文化財)>
 平安時代の作
 1925年(皇紀2585)大正14年8月25日 重要文化財に指定される

 <木造 多聞天立像(たもんてんりゅうぞう)1躯(重要文化財)>
 平安時代の作
 1925年(皇紀2585)大正14年8月25日 重要文化財に指定される

 <木造 執金剛神立像 1躯(重要文化財)>
 甲冑を着て金剛杵(こんごうしょ)を持つ武装した姿で、如来を守護する善い神
 鎌倉時代快慶の作
 1910年(皇紀2570)明治43年4月20日 重要文化財に指定される

 <木造 深沙大将立像 1躯(重要文化財)>
 西遊記に登場する沙悟浄(さごじょう)のモデルとされる仏教の守護神
 左足の内側に「巧匠梵字 アン 阿弥陀仏」の快慶の墨書銘がある
 執金剛神立像と一対のものとされる
 鎌倉時代快慶の作
 1910年(皇紀2570)明治43年4月20日 重要文化財に指定される

 <木造 不動明王立像(舞鶴市指定有形文化財)>

 <絹本著色 薬師十二神将像(やくしじゅうにしんしょうぞう)1幅(重要文化財)>
 南北朝時代の作
 1903年(皇紀2563)明治36年4月15日 重要文化財に指定される

 <制札 1枚(京都府指定有形文化財)>
 <金剛院聖教類 1,646点(京都府指定有形文化財)>
 <梵鐘 1口(舞鶴市指定有形文化財)>
 <金銅独鈷杵 1口(舞鶴市指定有形文化財)>
 <金銅独鈷杵・金銅三鈷杵 2口(舞鶴市指定有形文化財)>
 <金銅密教法具 14口(舞鶴市指定有形文化財)>

【金剛院へのアクセス】

 京都交通バス 鹿原(かわら) 徒歩約10分
 JR小浜線 松尾寺駅 徒歩約20分

LINEで送る

[インデックス]


京都通メンバページ


フェイスブックでシェア LINEで送る

[目次]


[関連項目]


[協賛リンク]



[凡例]

赤字
 京都検定の出題事項
 (過去問は下段に掲載)

ピンク
 京都検定に出題された
項目へのリンク

青色紫色
 関連項目へのリンク