信行寺(しんぎょうじ)

所在地:京都市左京区仁王門通東大路通西入ル北門前町   卍地図情報卍

浄土宗知恩院派の寺院

山号:道源山(どうげんざん)

本尊:阿弥陀如来

新洞仏教会12番

 信行寺(しんぎょうじ)は、東大路二条の南西、仁王門通を東大路通から西へ入ったところにある寺院

 伊藤若冲の最晩年の傑作とされる天井画がある

 寺院が立ち並ぶ新洞仏教会の地区にあり、東大路通は東端となる

【信行寺の歴史・経緯】


【信行寺の伽藍】

 <本堂>
 内陣中央には、本尊の阿弥陀如来像、脇侍の勢至菩薩像と観音菩薩像が祀られている
 右の脇檀には、地蔵菩薩像、左には慈覚大師 円仁の作といわれる聖観音菩薩像が安置されている

 <毘沙門堂>
 東大路通に面する門から入り右手にある
 開運出世の身代毘沙門天が祀られている

【信行寺の寺宝】

 <本尊 阿弥陀如来像
 一茎二花の蓮を手に持つ
 慈覚大師 円仁の作ともいわれる
 平安時代の作とされる観音菩薩像を左脇檀に安置する


 <天井画 板絵「花卉図(はなかきず)」168面>
 伊藤若冲の最晩年の傑作
 天井格間は、南北4.8m、東西11.5m、正方形の格子面38cm四方
 南北8段、東西21列の168面ある
 東北隅の1面に、伊藤若冲の落款と印「斗米翁八十八歳」「若冲居士」(朱文円形)が入っている
 花は約60種、牡丹や30面と最も多く、色の違い、一重、八重など異なる種類が描かれている

 1859年(皇紀2519)安政6年
 石峰寺の観音堂の再建時に、天井画が飾られたといわれる
 1868年(皇紀2528)明治元年
 廃仏毀釈により石峰寺の観音堂が破却され、天井に描かれていた伊藤若冲の天井画も散逸した
 その後、檀家総代 井上家5代 清六が古美術商ばどより購入し、その後、信行寺に寄贈され、本堂の天井画として飾られた


 <模写版画集「若冲画譜」>
 1890年の版本

【信行寺へのアクセス】

 市バス 東山二条・岡崎公園口 徒歩5分
 地下鉄 東西線 三条京阪駅 徒歩5分
 京阪電車 三条駅 徒歩約5分

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