地図情報
徳禅寺(とくぜんじ)は、紫野にある大徳寺境内の南東にある塔頭の一つ
大徳寺とは独立して創建され、大徳寺の最初の塔頭となる
<方丈庭園>
約40坪(132m2)の枯山水庭園
石組、五葉松の植栽、鶴島、亀島が置かれている
「龍宝山大徳禅寺世譜」には、
「伝言ふ、寺前に池を穿ち、池中に山を築く、山上に玲瓏閣竹影閣等ありて、舟を泛(うかべ)て往来す、
今の松源、養徳の地、及び宝山門前東南いにしの霊山の封彊なり」と記されている
<本堂前庭>
苔地に石組があり、松などの植栽がされている
<茶室「向東庵(こうとうあん)」>
大徳寺511世 大龜宗雄(だいきそうゆう)好み
1952年(皇紀2612)昭和27年の建立
裏千家「又隠(ゆういん)」を元にした四畳半台目床
<茶室「骨清庵(こつせいあん)」>
1960年(皇紀2620)昭和35年の建立
一畳台目、中板向板、丸炉壁床
裏千家「今日庵」「官休庵」を元にされている
<徳禅寺法度(とくぜんじはっと)1巻(重要文化財)>
南北朝時代の古文書
1368年(皇紀2028)正平23年/応安元年
大徳寺一世 徹翁義亨(てつとうぎこう)の加筆証判
1950年(皇紀2610)昭和25年8月29日 重要文化財に指定される
附指定:至徳元年徳禅寺法度 1巻
附指定:正伝菴法度 1巻
<大燈国師墨蹟(だいとうこくしぼくせき)(与徹翁付嘱状)1幅(重要文化財)>
1337年(皇紀1997)延元2年/建武4年臘月(12月)の書跡
1949年(皇紀2609)昭和24年5月30日 重要文化財に指定される
<大燈国師墨蹟(だいとうこくしぼくせき)(徹翁字号)1幅(重要文化財)>
鎌倉時代末期のもの
1949年(皇紀2609)昭和24年5月30日 重要文化財に指定される
<徹翁義亨墨蹟(てっとうぎこうぼくせき)(遺誠并遺偈)2幅(重要文化財)>
南北朝時代の書跡
1955年(皇紀2615)昭和30年6月22日 重要文化財に指定される
<方丈障壁画60面(京都市指定文化財)>
障壁画「龍虎」「竹虎」「梅波」など
江戸時代初期の狩野探幽の筆
<徹翁義亨像>
<徳禅寺領名田庄関係中世荘園文書>
1984年(皇紀2644)昭和59年
襖の下張より発見された