宇治橋(うじばし)は、宇治市の宇治川に架かる橋
奈良時代に初めて架けられたといわれる
「瀬田の唐橋」と「山崎橋」とともに、日本三古橋の一つ
宇治橋は、古今和歌集や源氏物語などに登場する
能「鉄輪」の橋姫伝説などの演目にも登場する
桧造りの高欄や擬宝珠などで飾られた優美な橋
<三の間>
宇治橋の中ほどの上流側に張り出した部分
橋の守り神である橋姫神社の橋姫が祀られていたところ
豊臣秀吉が、ここから茶の湯の水を汲ませたといわれる
現在でも「茶まつり」では、ここから水が汲まれている
<放生院(橋寺)>
放生院は、聖徳太子の時代から宇治橋の管理をしていた守り寺といわれる
<宇治橋断碑(重要文化財)>
宇治橋の東詰の橋寺(放生院)にある宇治橋の由来が記された碑の上半分の断片
日本三古碑(群馬県の多胡碑、宮城県の多賀城碑)の一つで、日本最古の碑
この碑文から、宇治橋は、646年(皇紀1306)大化2年に架橋されたとされる
1791年(皇紀2451)寛政3年
付近の土中から断片が発見され、「帝王編年記」に記されていた碑文の全文により、
欠如していた部分を補って再建された
<さわらびの道>
宇治川の東岸から末多武利神社、宇治上神社を経て宇治市 源氏物語ミュージアムに至る石畳の散歩道