剣神社(つるぎじんじゃ)

所在地:京都市東山区今熊野剣宮町   鳥居地図情報鳥居

祭神:伊邪那岐命伊邪那美命邇邇芸命白山姫命

創建:不詳

通称:剣さん(つるぎさん)、剣の宮

ご利益:子供の疳虫封じ・夜泣き封じ・神経痛封じ

 剣神社(つるぎじんじゃ)は、東山の音無川と今熊野川の合流点近くにある神社

 南東にある泉涌寺の鎮守社で、今熊野一帯の産土神さん

 子供の疳虫封じ・夜泣き封じ、頭痛などの神経系の病気にご利益があるといわれる

【剣神社の歴史・経緯】

【剣神社の祭神】

 主祭神4柱祀られている
 <伊邪那岐命
 <伊邪那美命
 <邇邇芸命

 <白山姫命
 子供を守る女神
 疳の虫・夜泣き封じにご利益があるといわれる


 末社 朝日神明宮
 <天照大御神

【剣神社の境内】

 泉涌寺の北西にあり、音無川と今熊野川の合流地点にある

 <本殿>
 本殿の裏には「金の招き猫」が安置されている

 <拝殿>
 古銭で剣の形が装飾されている

 <御神石「撫で石」>
 体の調子の悪い部分をさすることで、神経痛封じ・病気平癒のご利益があるといわれている

 <句碑>
 「珊瑚樹の 朱實かゞやき 神の留守」
  江戸時代中期の俳人・画家 建部涼袋(たけべりょうたい)

 <一之橋川>
 境内近くの谷底に流れている川
 音無川、今熊野川が合流している

【剣神社の祭事】

 1月元日  <元旦祭>
 1月7日  <七草祭・鏡開き>
 1月15日 <成人祭・学徳成就祈願>

 <御弓始祭(おゆみはじめさい)・厄除火焚祭>
 2月11日
 拝殿の角で外側に向かって弓矢を放ち、
 最後に北東の角の2本の木の間につるされた「鬼」と記された的にを射て厄除け開運を祈願する

 <春季大祭・講社大祭>
 4月第1日曜

 <ほうらく灸封じ>
 7月土用の丑の日
 ほうらくの上からお灸をすることで、頭痛など神経系の病気にご利益がある

 <御火焚祭・三疳封じ>
 11月3日 
 神前で清浄の火で焼いたみかんが授与され、その冬の風邪を予防する
 疳虫・夜泣・吃音にも効用があるといわれる

【その他】

 <とび魚絵馬
 阿吽のトビウオが描かれている絵馬
 願掛けの間は、トビウオを食べない「トビウオ断ち」の習わしがある
 願いが叶えば再び参拝し、とび魚絵馬を奉納する

 ご祭神が、トビウオに導かれこの地に降り立ったことから神の使いといわれる
 トビウオが剣の形に似ているためともいわれる
 剣の「太刀(タチ)」が「太刀魚(タチウオ)」さらに「飛魚(トビウオ)」と転訛したともいわれる


 <ホトトギス>
 江戸時代
 境内一帯、一之橋付近は、ホトトギスの名所とされていた

 「拾遺都名所図会」にも、郭公(ほととぎす)の名所として記せられている

 「ほととぎす 一二の橋の 夜明けかな」(江戸時代の俳人 宝井其角)

【剣神社へのアクセス】

 市バス 泉涌寺道 徒歩約10分

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