本法寺(ほんぽうじ)
(HonpouJi) 京都通メンバ
所在地:京都市上京区小川通寺之内上ル本法寺前町 
   卍地図情報卍

日蓮宗京都十六本山の一つ

山号:叡昌山(えいしょうざん)

本尊:十界曼荼羅

創建:1436年(皇紀2096)永享8年

開山:日親上人(にっしんしょうにん)

中興の祖:本法寺十世 日通上人

上方三ヶ寺(頂妙寺・妙国寺(堺市))の一つ

国の名勝:巴の庭(ともえのにわ)
重要文化財:12件(絵画8件・工芸品1件・書跡典籍3件)

 本法寺(ほんぽうじ)は、堀川通の東、小川通に面してある寺院

 本阿弥家の菩提寺とされる

 6月中旬の梔子(くちなし) 、参道の紫陽花(あじさい)名所

本法寺の写真集

【本法寺の歴史・経緯】


【本法寺の伽藍】

 <本堂(京都府指定有形文化財)>
 1797年(皇紀2457)寛政9年の建立

 <多宝塔(京都府指定有形文化財)>
 寛政年間(1789年〜1801年)の建立

 <経蔵(京都府指定有形文化財)>
 1588年(皇紀2248)天正16年
 中興の祖の本法寺十世 日通上人が建立
 本法寺の最古の建物の一つ

 <開山堂(京都府指定有形文化財)>
 <大玄関(京都府指定有形文化財)>
 <庫裡(京都府指定有形文化財)>
 <書院(京都府指定有形文化財)>
 <仁王門(京都府指定有形文化財)>
 <唐門(京都府指定有形文化財)>
 <鐘楼(京都府指定有形文化財)>
 <宝蔵(京都府指定有形文化財)>
 <石橋(京都府指定有形文化財)>
 <講堂>

 <巴の庭(ともえのにわ)(国の名勝
 書院前の桃山風の枯山水庭園
 本阿弥光悦の作庭
 書院の東側が主体で、南側へかぎ型になっている
 三島をそれぞれ巴形にして配されている
 中庭には、本阿弥光悦遺愛の手水鉢が置かれている
 東南隅には、枯れ滝石組(三尊石組)がある
 一段落して置かれている縦縞模様をもつ青石により、水流の落ちる様子を表わされている
 書院東側の縁先近くには、十本の切石で縁どられた蓮池がある

 <十の庭(つなしのにわ)>
 講堂南の庭
 9つの石と、見る者の心中にもう一つの石で、10とする
 十の数字を数えるときに「十(とう)」だけは「つ」を付けないので、「十(つなし)」と称する
 沙羅の木が植えられている

 <蹲踞の庭>

 <涅槃会館>
 宝物展示がされている

 <墓地>
 本阿弥家一族や長谷川等伯らの墓がある

 <本阿弥光悦手植え松>

 <長谷川等伯の像>
 本堂前に、筆を持って立っている

 <尊陽院>
 <教行院>
 <教蔵院


【本法寺の寺宝】

 障壁画・襖絵・絵画

 <絹本著色 群介図(ぐんかいず)1幅(重要文化財)>
 中国 元時代の作
 1909年(皇紀2569)明治42年4月5日 重要文化財に指定される

 <絹本著色 日親像(にっしんぞう)1幅(重要文化財)>
 本法寺開山の日親の肖像画
 室町時代
 日親の死後間もないとき、本法寺3世の日澄らが願主となって制作されたといわれる
 狩野正信の筆といわれる
 掛幅装、画絹一副一鋪、縦94.1cm X 横41.6cm
 2017年(皇紀2677)平成29年9月15日 重要文化財に指定される

 <絹本著色 日澄像(にっちょうぞう)1幅(重要文化財)>
 本法寺3世の日澄の肖像画
 室町時代の作
 掛幅装、縦93.9cm X 横38.5cm
 狩野正信の長男 狩野元信に近い様式
 2024年(皇紀2684)令和6年8月27日 重要文化財に指定される

 <絹本著色 日淳像(にちじゅんぞう)1幅(重要文化財)>
 本法寺4世の日淳の肖像画
 室町時代の作
 掛幅装、縦86.3cm X 横36.9cm
 日親像にならった作
 狩野正信の長男 狩野元信の周辺の狩野派の様式
 2024年(皇紀2684)令和6年8月27日 重要文化財に指定される

 <絹本著色蓮花図(れんげず)2幅(重要文化財)>
 中国 元時代の銭舜挙(せんしゅんきょ)の筆といわれる
 1907年(皇紀2567)明治40年5月27日 重要文化財に指定される

 <紙本金地著色 唐獅子図(からじしず)四曲屏風1隻(重要文化財)>
 金雲がたなびく空間を1頭の唐獅子が悠然と歩いている
 右下隅にもう一頭の獅子を抹消した痕跡がある
 桃山時代の作  作者不詳、狩野永徳一門による絢爛豪華な金碧障壁画
 縦174.9cm X 横362.9cm
 2019年(皇紀2679)平成31年7月23日 重要文化財に指定される

 <紙本墨画 中文殊左右寒山拾得像3幅(重要文化財)>
 室町時代の作
 中央は啓牧の筆、左右は啓孫の筆  1926年(皇紀2586)大正15年4月19日 重要文化財に指定される

 <長谷川等伯関係資料(重要文化財)>
 1599年(皇紀2259)慶長4年のもの
  ・絹本著色日堯像(長谷川信春の筆)1幅(34歳の款記がある)
  ・絹本著色日通像(長谷川等伯の筆)1幅
  ・紙本墨画妙法尼像(長谷川等伯の筆といわれる)1幅
  ・等伯画説(日通の筆)1冊
 1957年(皇紀2617)昭和32年2月19日 重要文化財に指定される
 附指定:日通書状(正月二十六日)(長谷川等伯宛)1幅
 附指定:法華論要文 1幅
   (日親筆授与状並に慶長七年十一月等伯寄進状(日通筆)及び同裏書がある)
 附指定:本尊曼荼羅 1幅
   (慶長八年七月等伯の寄進裏書(日通筆)がある)

 <紙本著色 仏涅槃図(重要文化財附指定)
 長谷川等伯関係資料の一つ
 1599年(皇紀2259)慶長4年4日
 慶長四年四月日通の銘がある
 長谷川等伯の筆
 10m×6m
 長谷川等伯が、若死した息子の七回忌に奉献したもの


 <金銅宝塔(こんどうほうとう)1基(重要文化財)>
 方形基壇の上に円筒形の塔身、屋蓋(おくがい)、相輪(そうりん)をのせた宝塔形の舍利容器(しやりようき)
 金銅宝塔としては、最も大形である
 1370年(皇紀2030)建徳元年/応安3年
 応安三年六月二日大檀那雪江崇永(せつこうすうえい)、大工覚性の刻銘がある
 1981年(皇紀2641)昭和56年6月9日 重要文化財に指定される

 <紫紙金字法華経(ししきんじほけきょう)10巻(重要文化財)>
 開結共
 花唐草文経箱に入っている
 本阿弥光悦の寄進状が添えられている
 平安時代のもの
 1949年(皇紀2609)昭和24年2月18日 重要文化財に指定される
 附指定:花唐草文螺鈿経箱 1合
 附指定:正月十三日本阿弥光悦寄進状 1幅

 <如説修行抄(にょせつしゅぎょうしょう)1巻(重要文化財)>
 本阿弥光悦の筆
 1962年(皇紀2622)昭和37年2月2日 重要文化財に指定される

 <法華題目抄(ほっけだいもくしょう)1巻1巻(重要文化財)>
 本阿弥光悦の筆
 1962年(皇紀2622)昭和37年2月2日 重要文化財に指定される


 <棟札十三枚(京都府指定有形文化財)>


【本法寺の祭事】

 <涅槃会
 3月15日〜4月30日


本法寺の写真集

【本法寺へのアクセス】

 市バス 堀川寺之内 徒歩約3分
 京都バス 堀川寺之内 徒歩約3分
 地下鉄 烏丸線 鞍馬口駅 徒歩約15分

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