本禅寺(ほんぜんじ)
(HonzenJi) 京都通メンバ
所在地:京都市上京区北之辺町 
   卍地図情報卍

法華宗陣門流の大本山

山号:光了山(こうりょうさん)

本尊:三宝尊

創建:1406年(皇紀2066)応永13年

開山:法華宗の僧 日陣(にちじん)

中興の祖:本禅寺5世 日覚

日蓮宗洛中二十一ヶ寺本山の一つ
京都十六本山の一つ

重要文化財:3件(古文書2件・書跡典籍1件)

 本禅寺(ほんぜんじ)は、京都御所の東、寺町通に西面する寺院

【歴史・経緯】

【伽藍】

 <本堂>
 艮の廊(左側)に日蓮を祀る
 1852年(皇紀2512)嘉永5年の再建
 間口9間、総ヒノキ造、土蔵造、回廊は石畳

 <釈迦堂(立像堂)>
 日蓮の随身仏といわれる金銅釈迦如来立像(立像釈迦牟尼仏)を祀る
 釈迦像は年2回、万人講(4月上旬)と御会式(おえしき)(10月13日)に開帳される

 <鐘楼>
 1606年(皇紀2266)慶長11年
 梵鐘は「慶長十一年」の銘がある
 豊臣秀頼が片桐且元に命じ鋳造し、摂津 生国魂神社に奉納したもの
 徳川家康が、大坂の陣で陣鐘として用いたものといわれる
 旗本大名 大久保忠教(大久保彦左衛門)が譲り受け、菩提寺に奉納される
 豊臣秀頼・淀殿・加藤清正・細川勝元の名前が刻まれている

 <山門>
 <庫裏>

 <三十番神堂(鎮守社)>
 <七福弁財天>

 <竜吐水>
 「雲竜水」とも称される
 消防用具
 木製の箱に水を入れ、横棒を上下に動かして、手押しポンプの装置で水を噴出させた
 享保年間(1716年~1736年)
 オランダから渡来したといわれ、長崎で発明されたといわれる

 <塔頭 円龍院>
 <塔頭 詮量院>
 <塔頭 心城院>
 <塔頭 玄妙院>

 <墓所>
 江戸時代の旗本大名 大久保忠教(大久保彦左衛門)の五輪塔と大久保氏9名のお墓
 江戸時代の亀山藩主 石川氏7名のお墓
 江戸時代の画家 岸駒と一族の岸良・岸徳・岸岱・岸禄などのお墓
 江戸時代の刀研師・俳人 桜井梅室のお墓

 <御土居
 1591年(皇紀2251)天正19年1月
 豊臣秀吉が、京都の周囲に築いた土塁の一部が境内の東側にあった

【寺宝】

 <紙本墨書 後深草天皇宸翰御消息(ごふかくさてんのうしんかんごしょうそく)1幅(重要文化財)>
 1292年(皇紀1952)正応5年12月9日
 後深草天皇の宸翰
 1943年(皇紀2603)昭和18年6月9日 重要文化財に指定される

 <紙本墨書 伏見天皇宸翰御消息(ふしみてんのうしんかんごしょうそく)1幅(重要文化財)>
 伏見天皇の宸翰
 1943年(皇紀2603)昭和18年6月9日 重要文化財に指定される

 <寛性親王御消息飜摺法華経(かんしょうしんのうごしょうそくほんしゅうほけきょう)8巻(重要文化財)>
 鎌倉時代のもの
 1956年(皇紀2616)昭和31年6月28日 重要文化財に指定される

 <金銅釈迦如来立像(法華題目釈迦多宝仏)>
 立像堂に祀られている釈迦如来
 一尺五寸
 伊豆の海中より出現したもので、日蓮の随身仏といわれる
 かつて本圀寺に祀られていたもの
 1536年(皇紀2196)天文5年
 天文法華の乱のときに、今井道順により当寺に遷されたといわれる
 江戸時代には、「名釈迦」の一つとされる
 たびたびの火災ににも無事であり、除災鎮護の仏さんとしての信仰される

【祭事】

 釈迦堂の金銅釈迦立像が開帳される
 万人講 4月上旬
 御会式(おえしき) 10月13日

【アクセス】

 市バス 府立医大病院前 徒歩約5分

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