素性法師(そせいほうし)
(Sosei Houshi) 京都通メンバ
平安時代前期から中期にかけての歌人・僧侶

生年:不詳
没年:不詳
享年:不詳

父親:遍昭僧正(良岑宗貞)

桓武天皇のひ孫

本名:良岑玄利(よしみねのはるとし)

僧の階級:権律師

三十六歌仙の一人

   出展:旭朗井勝酉爾春章 画「三十六歌仙」,山崎金兵衛[ほか2名],天明9 [1789]. 国立国会図書館デジタルコレクション

 素性法師(そせいほうし)は、醍醐天皇初期から中期にかけての歌人・僧侶

 父親 遍昭僧正ともに百人一首に選ばれている

 書家としても高い評価を得ていた

【素性法師の歴史・経緯】

【素性法師の和歌】

 情感豊かな歌が多く、自然への感銘、人間の感情を繊細に表現しているといわれる

 三十六歌仙の一人

 勅撰和歌集に61首が入集されている
 そのうち、古今和歌集には36首が入集されている


 <小倉百人一首
 「今来むと いひしばかりに 長月の 有明の月を 待ち出でつるかな」(小倉百人一首21番、古今和歌集691番)  女性仮託(じょせいかたく)(女性の立場として詠んだ歌)
 今すぐに来ようとあなたが言ったので、9月秋の夜に待っていたら、とうとう長い夜が明けてしまい、有明の月が出てきてしまいましたよ


 <三十六人撰>
 藤原公任が選んだ三十六歌仙の一人
 「三十六人撰」の四番左方に掲載されている
 3首が掲載されている

 「今来むと いひしばかりに 長月の 有明の月を 待ち出でつるかな」(小倉百人一首21番、古今和歌集691番)

 「見てのみや 人にかたらむ さくら花 てごとに折りて 家づとにせむ」(古今和歌集55番)

 「見渡せば 柳桜をこきまぜて 都ぞ春の 錦なりける」(古今和歌集56番)

 「あらたまの 年たちかへる あしたより 待たるゝものは うぐひすの声」(拾遺和歌集5)
 (大伴家持の段に掲載されている)


 <家集「素性集」>
 素性法師の死去後に、素性法師の歌を集めて作った他撰の歌集
 制作:平安時代後期
 撰者:不明


   出展:「歌仙」林和泉掾,寛文1 [1661]. 国立国会図書館デジタルコレクション

【素性法師ゆかりの地】

 <雲林院
 御所としていた仁明天皇の皇子 常康親王から、父親 遍昭僧正が譲られ、和歌・漢詩の会の催しの場となる
 遍昭僧正の死去後も、素性が住んでいたといわれる

 <元慶寺
 素性法師の歌碑が、父親 遍昭僧正歌碑の横に並んで立てられている
 「今こむと 言ひし許に 長月の ありあけの月を 待ちいでつる哉」(古今和歌集)(小倉百人一首

 <小倉百人一首文芸苑 亀山地区
 小倉百人一首歌碑が建てられている


 <祇園祭山鉾 占出山
 「三十六歌仙図」の肉入刺繍の水引


【京都検定 第5回1級】

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