素性法師(そせいほうし)は、醍醐天皇初期から中期にかけての歌人・僧侶
父親 遍昭僧正ともに百人一首に選ばれている
書家としても高い評価を得ていた
情感豊かな歌が多く、自然への感銘、人間の感情を繊細に表現しているといわれる
三十六歌仙の一人
勅撰和歌集に61首が入集されている
そのうち、古今和歌集には36首が入集されている
<小倉百人一首>
「今来むと いひしばかりに 長月の 有明の月を 待ち出でつるかな」(小倉百人一首21番、古今和歌集691番)
女性仮託(じょせいかたく)(女性の立場として詠んだ歌)
今すぐに来ようとあなたが言ったので、9月秋の夜に待っていたら、とうとう長い夜が明けてしまい、有明の月が出てきてしまいましたよ
<三十六人撰>
藤原公任が選んだ三十六歌仙の一人
「三十六人撰」の四番左方に掲載されている
3首が掲載されている
「今来むと いひしばかりに 長月の 有明の月を 待ち出でつるかな」(小倉百人一首21番、古今和歌集691番)
「見てのみや 人にかたらむ さくら花 てごとに折りて 家づとにせむ」(古今和歌集55番)
「見渡せば 柳桜をこきまぜて 都ぞ春の 錦なりける」(古今和歌集56番)
「あらたまの 年たちかへる あしたより 待たるゝものは うぐひすの声」(拾遺和歌集5)
(大伴家持の段に掲載されている)
<家集「素性集」>
素性法師の死去後に、素性法師の歌を集めて作った他撰の歌集
制作:平安時代後期
撰者:不明
<雲林院>
御所としていた仁明天皇の皇子 常康親王から、父親 遍昭僧正が譲られ、和歌・漢詩の会の催しの場となる
遍昭僧正の死去後も、素性が住んでいたといわれる
<元慶寺>
素性法師の歌碑が、父親 遍昭僧正の歌碑の横に並んで立てられている
「今こむと 言ひし許に 長月の ありあけの月を 待ちいでつる哉」(古今和歌集)(小倉百人一首)
<小倉百人一首文芸苑 亀山地区>
小倉百人一首の歌碑が建てられている
<祇園祭の山鉾 占出山>
「三十六歌仙図」の肉入刺繍の水引