京繍(京縫)(きょうぬい)(KyouNui)

京繍(きょうぬい)は、「糸で描く絵画」と称されるほど精緻な技法が用いられる刺繍(ししゅう)

経済産業大臣指定の伝統的工芸品の一つ
分類:その他繊維製品
1976年(皇紀2636)昭和51年指定

京もの指定工芸品
京都市の伝統産業

 (写真は京都伝統産業ミュージアムにて撮影)

【京縫の歴史・経緯】


【京繍(京縫)】

 京繍(京縫)は、絹や麻の織物に、絹糸・金糸・銀糸などを用いて刺繍される

 基本的な技法は、約15種類、その他合わせて約30種類ほどの技法がある

 一本の針と絹糸、金銀糸、太さと縒り(より)の異なる多数の糸から、すべて手作業で模様が縫いだされる

 刺繍だけで絵が描がかれ、額に入れたり屏風にされ鑑賞される絵画作品もある

【京繍(京縫)の主な技法】

 <まつい繍>
 <繍切>
 <片切繍>
 <割繍>
 <刺繍>
 <割刺繍>
 <霧押え繍>
 <鎖繍>
 <相良繍>
 <渡り繍>
 <駒使い繍>
 <組紐繍>
 <菅繍>
 <肉入繍>
 <竹屋町繍>
 <芥子繍>
 など


 <縫糸>
 絹糸・漆糸・金糸・銀糸・金銀平箔糸など
 平糸・撚糸など


 <縫針>
 細い方より
 毛針・極細・大細・切附・天細・相細・相中・相太・中太・大太・小衣装・中衣装・大衣装・極衣装・かがり針
 など

【京繍(京縫)の製作工程】

 <下絵羽(したえば)>
 <下絵描>
 <生地張>
 <繍加工>
 <仕上げ>
 <上絵羽(うええば)>


 <縫糸の製作>
 絹糸・漆糸・金糸・銀糸・金銀平箔糸などが用いられる

 糸染:絵柄により、必要に応じて、生糸を染色する
 糸巻:縫糸を巻き上げる
 糸撚:さらに、必要に応じて、撚りをつけながら巻き上げる

【ゆかりの地】

 <勧修寺
 刺繍 釈迦如来説法図(国宝)
 「勧修寺繍帳」と称される
 奈良国立博物館に寄託

 <浦嶋神社(宇良神社)(伊根町)>
 草花文段片身替繍箔小袖(重要文化財)
 桃山時代の作品
 京都国立博物館に寄託

 <京都国立博物館
 刺繡 大日如来掛幅 鍍金装具付(重要文化財) 鎌倉時代の作品
 小袖 繍箔風景四季花文(重要文化財) 桃山時代の作品
 刺繍 桐桜土筆文肩裾小袖(重要文化財) 桃山時代の作品
 黒紅染分綸子地松皮菱段模様繍箔小袖(重要文化財) 江戸時代の作品
 刺繍 須弥山日月図九条袈裟 屏風仕立(重要文化財) 中国 南宋時代の作品
 九条袈裟 田相黄山道文綾 条葉紺繻子地諸尊花鳥文刺繍(重要文化財) 中国 南宋時代頃の作品

【その他】

 <織部司(おりべのつかさ)
 平安京において刺繍技術工が集められたところを「織部司」と称する


 <縫箔(ぬいはく)>
 刺繍と金銀箔模様を併用したもの
 小袖(こそで)、能装束、婚礼の打掛けなどに用いられる


【京都検定 第6回3級】

【京都検定 第13回3級】

【京都検定 第1回2級】

【京都検定 第3回2級】

【京都検定 第17回2級】

【京都検定 第21回2級】

【京都検定 第10回1級】

【京都検定 第23回1級】


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