観月橋(かんげつきょう)は、伏見区で宇治川(淀川)に架かる国道24号の橋
豊臣秀吉が、現在の指月山月橋院付近で催したと言われる月見の宴が名前の由来といわれる
観月橋の北詰交差点で京都外環状線(京都府道7号京都宇治線)に接続しており、歩道橋が付設されている
隣接して車専用の新観月橋(新観月高架橋)が架橋されている
約500mほど西には、近鉄電車京都線の澱川橋梁が架かっている
<観月橋>
宇治川(淀川)に架かる国道24号の橋
開通:1936年(皇紀2596)昭和11年6月1日
形式:鋼ゲルバー桁橋
延長:178.950 m
径間割:7×25.500 m
総幅員:12.400 m
車道:7.000 m
歩道:両側2.500 m
床版:鉄筋コンクリート
施工:日本橋梁
観月橋の北詰は、京都外環状線(京都府道7号京都宇治線)との交差点で、歩道橋が付設されている
<新観月橋>
観月橋に隣接する、車専用の橋
開通:1975年(皇紀2635)昭和50年3月11日
形式:鋼2径間連続箱桁橋(跨線橋部)・鋼3径間連続箱桁橋(渡河部)・鋼単純合成鈑桁橋
延長:536.9 m
総幅員:12.0 m
床版:鉄筋コンクリート
施工:川崎重工業・日本橋梁(渡河部)
<石碑「明治天皇御駐輦所観月橋」>
1877年(皇紀2537)明治10年1月
明治天皇が関西に戻られる
2月7日
神武天皇陵参拝のため奈良に向かう途中、観月橋で休憩された
所在地:伏見区豊後橋町 観月橋北詰堤防上
建立年:1938年(皇紀2598)昭和13年
建立者:京都府
大きさ:高さ167 x 幅27 x 奥行27cm
碑文:
北側:明治天皇御駐輦所観月橋
東側:明治十年二月七日 御駐輦
南側:昭和十三年三月 京都府建之
<石標「淀川維持區域標」>
観月橋の北詰下流側、明治天皇御駐輦所観月橋の石碑の横に立っている
昭和時代初期、宇治川が、内務省の管轄であったことを示す標識
同様の維持区域標は、観月橋南詰(宇治川)、京阪電車八幡市駅付近(木津川)にもある
所在地:伏見区豊後橋町 観月橋北詰堤防上
建立年:1931年(皇紀2591)昭和6年4月1日
建立者:内務省
大きさ:高さ約1.5m
材質:花崗岩
標識:
北面:淀川維持區域標
西面:淀川從是下至海
東面:京都市伏見區豊後橋町
南面:昭和六年四月一日 内務省