吉田山(よしだやま)(Yoshida-Yama)

所在地:京都市左京区吉田神楽岡町   地図情報

形式:孤立丘

標高:約102m

大きさ:南北約800m、東西約300mの細長い丘

通称:神楽岡(かぐらおか)

 吉田山(よしだやま)は、京都大学の近くにある、西側斜面は吉田神社の境内にもなっている孤立丘

 神々が神楽を奏したところという神話に基づき「神楽岡(かぐらおか)」とも称されている

 常盤木(ときわぎ)に覆われている

【吉田山の歴史・経緯】

【吉田山(神楽岡)】

 南北約800m、東西約300m、標高約102mの細長い孤立丘

 周囲より約50〜60m程度突出している

 丘は南方へ傾斜し、最高点は北端部で、今出川通に面して急崖になっている

 古生層を基盤とした洪積層の丘陵
 西縁を比叡山地からの花折断層が走っており、この断層運動に伴って分離・隆起してできたといわれる

【吉田山の観光】

 <吉田神社
 西側斜面一帯が境内になっている

 <宗忠神社
 南丘陵上に立つ黒住教の神社

 <京都大学
 西麓には吉田キャンパス・本部構内が、今出川通を挟んで北麓には吉田キャンパス・北部構内がある

 <山頂休憩広場>
 あずま屋がある
 大文字山(如意ヶ嶽)が一望できる

 <「紅萌ゆる丘の花」の歌碑>
 丘上に旧制第三高等学校寮歌「紅萌ゆる丘の花」の歌碑が立っている

 <道標「紅もゆる歌碑道」>
 吉田神社 大元宮の東側にある、山上へと続く遊歩道への南側入口付近にある

 <石畳の坂道>
 神楽岡通(吉田山東側にある通り)から民家の間を通り抜けたところ

 <区民の誇りの木スギ>

【その他】

 <歌>
 後白河法皇の編による「梁塵秘抄」に2首
   「吉田野の きのねをわれか やまはやす とて舞ふ見つる 神楽岡かな」
   「振りたてて 鳴らし顔にぞ 聞こゆなる 神楽の岡の 鈴虫の声」

 <葛野三山>
 藤原京の大和三山と対比して、船岡山・吉田山・雙ヶ岡平安京の「葛野三山」とされる
 船岡山の正中線が平安京の中心線となり、雙ヶ岡と吉田山を結ぶ直線状に平安京大極殿が建てられており、
 平安京遷都の詔には「三山が鎮をなす」と記されている

 <吉田山特別緑地保全地区>
 1931年(皇紀2591)昭和6年2月、都市緑地保全法に基づき指定される
 約14ha
 うち約5.2haが、都市公園法に基づく都市公園となっている

【吉田山へのアクセス】

市バス 京大正門前 あるいは 北白川 徒歩約5分
京阪電車 出町柳駅 徒歩約10分


【京都検定 第7回3級】

【京都検定 第11回3級】

【京都検定 第5回2級】

【京都検定 第9回2級】

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