恵美須神社(えびすじんじゃ)は、東山区の建仁寺の西にある神社
商売繁盛・交通安全(海路安全)の神として信仰されているえびす神を祀る
<本殿>
えびす神は、高齢で耳が不自由とされ、本殿の正面で参拝した後に、本殿南(左側)の板を手で叩いて、再度参拝をする
<拝殿>
天井に、日本画家 堂本印象の筆の「招福龍絵」が描かれている
<石鳥居>
<冠木門>
神紋が施されている
<二の鳥居>
1982年(皇紀2642)昭和57年
えびす神の尊顔が奉納され、掲げられている
熊手に福箕(網の籠)が付けられており、お賽銭が投げ上げられ、うまく入ると祈願成就するといわれる
<財布塚>
古くなった財布が、感謝の供養のため納められる
実業家 吉村孫三郎の揮毫がある
<名刺塚>
古くなった名刺入れが、感謝の供養のため納められる
1978年(皇紀2638)昭和53年
実業家 松下幸之助の寄進により建立され、揮毫されている
9月27日には、名刺祭が行われる
<さざれ石>
<岩本稲荷社>
平安時代の歌人 在原業平が祀られている
六波羅蜜寺の東付近に、鎌倉時代の女性歌人 阿仏尼が住んでいた阿仏屋敷に祀られていたもの
阿仏尼の作といわれる在原業平像が祀られている
<小松天満宮>
祭神:菅原道真
菅原道真像が祀られている
1880年(皇紀2540)明治13年
菅原道真像が、菅原道真の家臣だった菊池武則邸の井戸から出て遷されたため「菊池天満宮」とも称される
菅原道真像は「天拝山荒行の像」と称され、無実の罪により大宰府に左遷され、天拝山で荒行をしている恐ろしい形相をしている
「足止め天神」とも称され、木像 狛犬に名前と生年月日を書いて、男性は右足、女性は左足に括りつける
毎日、参拝祈願をすると、家出人が帰ってくるといわれる
無実の人の罪が晴れるともいわれる
縁固めの信仰もあり、京都の花街の芸舞妓さんからも信仰されている
<北野天満宮遥拝所>
境内の北奥(右奥)にある
<白太夫社>
<猿田彦神社>
<八幡神社>
<十日ゑびす大祭(初ゑびす)>
正月8日から12日の5日間
「商売繁昌で笹もってこい」の掛け声で、福笹の授与が行われる
<例大祭 神幸祭>
5月第3日曜日
剣鉾の唐扇鉾(大和町)・博団山(博多町)・兎鉾(亀井町)・龍鉾(小松町・四町)・柏鉾(北御門町)・
松月鉾(東轆轤町・中轆轤町・西轆轤町)が各町に飾られる
明治時代に電線などの障害により巡行が中断し、欄縁付の枠造の台車に改修されたといわれる
唐扇鉾は、昭和時代初期まで巡行していたといわれる
剣鉾 龍鉾の茎銘は、胴141.1cm、茎46.2cm、全長187.3cm、1886年(皇紀2546)明治19年のもの
剣鉾 兎鉾の身銘は、1743年(皇紀2403)寛保3年のもの
剣鉾 兎鉾の茎銘は、1855年(皇紀2515)安政2年のもの
<二十日ゑびす>
10月19日 宵ゑびす祭
10月20日 ゑびす講大祭
10月21日 のこり福
「笹に小判」に見立てた縁起物の葱とはんぺいのお汁をいただく
<商売繁盛の笹>
ゑびす信仰の笹は、恵美須神社独自の「御札」の形態が普及したもの
笹は、縁起物の松竹梅の竹の葉で、「節目正しく真直に伸びる」「弾力があり折れない」「葉が落ちず常に青々と繁る」と
いうことから、家運隆昌、商売繁盛の象徴となったといわれる
<都七福神めぐり>
日本で最も古い七福神めぐりといわれる
福がもたらされるという正月の参詣と、毎月7日が縁日とされる