五條天神宮(ごじょうてんしんぐう)(GojyouTenshinGuu)


正式名称:五條天神社(ごじょうてんじんじゃ)

所在地:京都市下京区松原通西洞院西入ル天神前町   鳥居地図情報鳥居

祭神:大己貴命少彦名命
    天照皇大神

社格:村社

通称:天使社(てんしんしゃ)、天使の宮(てんしのみや)

 五條天神宮(ごじょうてんしんぐう)は、松原通と西洞院との交差点南西角にある神社

 五條天神宮は、「天神」と名が付くが、創建は平安時代初期であり、菅原道真とは無関係

 祭神の少彦名命が、薬の神さまで、医家の祖神、医薬・禁厭(きんえん)(おまじない)・農耕の神さまとして信仰されている

 節分には、厄除が行われ、日本最古といわれる宝船図が参拝者に授与される


【五條天神宮の歴史・経緯】


【五條天神宮の境内】

 創建当時
 洛中では最も古い神社で、広大な鎮守の森を有していた

 保元の乱応仁の乱蛤御門の変(禁門の変)鳥羽・伏見の戦いなどの兵火で焼失
 再建が繰り返されてきた

 明治以後に現在の境内の区画に整理された
 現在は、マンションやビルに囲まれてしまい、境内は、駐車場になってしまっている

 <社殿>
 1864年(皇紀2524)元治元年
 蛤御門の変(禁門の変)で社殿が消失
 現在の社殿は、その後に再建されたもの

 <垂れ桜>





【五條天神宮の末社】

 <筑紫天満宮>
 祭神:菅原道真

 <四社>
 福部神社・金刀比良神社・大国主神社・白太夫神社

 <稲荷神社>
 祭神:倉稻魂命(うかのみたま)

 <猿田彦神社>
 祭神:猿田彦大神

 <辨財天社>

 祭神:辨財天

【五條天神宮の祭事】

 <初午祭(稲荷神社)> 2月初午の日
 <節分祭> 2月節分
 <例祭(あまざけ祭)> 5月10日
 <氏子祭> 10月10日

【その他】

 <天使突抜通
 かつて、広大な森を、南北に五丁もある天神さんの細道が続いていた
 現在も町名として「天使突抜一丁目」から四丁目として名残っている

 <宇治拾遺物語>
 醍醐天皇の時代
 境内の柿の木に、偽の仏が現れたといわれる

 <徒然草203段>
 疫病退散の神として、五條天神宮が記されている

 <看聞御記>
 室町時代
 1421年(皇紀2081)応永28年
 疫病が流行し、五条天神が流罪になったといわれる

 <牛若丸と弁慶
 「義経記」によると、
 牛若丸源義経)と弁慶が出会い闘ったのが、五条大橋ではなく五條天神宮ともいわれている

 <宝船の古図
 節分の日に授与される
 日本最古のものといわれる
 船に稲穂を一束乗せただけの簡素なもの
 厄除け・病除けのご利益があるといわれる



【五條天神宮へのアクセス】

 市バス 西洞院松原 下車すぐ
 地下鉄 烏丸線 五条駅 徒歩約5分

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