瀧尾神社(たきおじんじゃ)(TakioJinjya)

所在地:京都市東山区本町11丁目   鳥居地図情報鳥居

祭神:大国主命弁財天毘沙門天

社格:村社

旧名:武鶏ノ社、多景ノ社

 瀧尾神社(たきおじんじゃ)は、新熊野神社の南西、東福寺の西北にある神社

【瀧尾神社の歴史・経緯】

【瀧尾神社の境内】

 <本殿(京都市指定有形文化財)>
 北山貴船奧院御社の旧殿を移築改築されたもの

 <拝殿(京都市指定有形文化財)>
 天井に、全長8mの木彫りのがある
 「夜になると、が抜け出して、今熊野川へ水を飲みに行っていた」といわれる

 <東西廊(京都市指定有形文化財)>
 <手水舎(京都市指定有形文化財)>

 <絵馬舎(京都市指定有形文化財)>
 現在の大丸百貨店のゆかりの絵馬や、呉服屋時代の店頭や店舗ビルの写真などが奉納されている

 <陰陽の石>
 夫婦和合、子授懐妊にご利益があるといわれる2つの霊石
 右側が陰石(女石)、左側が陽石(男石)



【瀧尾神社の境内神社】

 <三島神社>
 祭神:邇邇芸命大山津見神木花咲耶姫命

 2000年(皇紀2660)平成12年
 三嶋神社東山区馬町)の一部が、瀧尾神社境内へ移される

 うなぎを描いた絵馬を奉納すると安産、子授けに御利益があるといわれる

 1994年(皇紀2654)平成6年、2003年(皇紀2663)平成15年
 秋篠宮殿下が2度、ご参拝される


【瀧尾神社の末社】

 <愛宕神社>
 愛宕大神(あたごおおかみ)

 <大丸繁栄稲荷神社>
 稲荷大神(いなりおおかみ)

 <金刀比羅宮>
 崇徳天皇

 <瀧尾天満宮>
 妙見大明神(みょうけんだいみょうじん)

 <妙見宮>
 妙見大明神(みょうけんだいみょうじん)

 <三社>
 門出社:祭神不明
 朝日社:祭神不明
 天満宮:菅原道真

【瀧尾神社の文化財】

 <九山新太郎の彫刻>
 江戸時代末期の彫刻家
 九山新太郎は、彫刻家 九山新之丞の子息で、代々彫刻家を引き継いできている当主

 回廊:十二支、水鳥、阿吽の、獏、鶴、鳳凰、尾長鳥、犀、麒麟など
 正面から見える面だけでなく、裏側まで彫りこまれている
 江戸時代末期に目を入れる技法が流行り、目が入れられた像が多い

 本殿の正面の雲上:顔は鳳凰、鳥のような爪のある四本足、ウロコで被われた、何らかの霊獣

 本殿の階段下の左右:一対の猿

 水平材の先端の「木鼻」:豪華な造りの獅子

 全て彩色されていない彫刻
 彫刻装飾が、これほど豊富に施されているのは、京都市内でも珍しいといわれる

【瀧尾神社の祭事】

 <例祭>
 5月22日

 <放生会
 10月26日
 三嶋神社眷属がウナギとされており、全国の鰻屋や養殖業者が集まり、
三嶋の「三」にちなみ、3匹のうなぎが神池に放され、感謝と商売繁盛が祈願される

【その他】

 <大丸百貨店>
 大丸百貨店を創業した下村氏が、自宅のあった伏見区京町から行商へ行く途中に、必ず参拝していたといわれ、
大丸百貨店の繁栄は、瀧尾神社のご利益のおかげといわれる
 江戸時代後期の1839年(皇紀2499)天保10年〜翌年には、豊富な資金力で、現在の社殿が再建された
 絵馬舎には、絵馬が奉納されている
 提灯には、大丸の文字が描かれている

【瀧尾神社へのアクセス】

 市バス 東福寺
 京阪電車 東福寺駅
 JR奈良線 東福寺駅

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