三嶋神社(みしまじんじゃ)(MishimaJinjya)

所在地:京都市東山区東大路通東入上馬町3丁目   地図情報

祭神:大山祇大神天津日高彦火瓊々杵尊木花咲耶姫命

社格:旧郷社

創建:後白河天皇

安産四十一社のひとつ

通称:うなぎ神社

ご利益:子授け祈願・安産祈願

 三嶋神社(みしまじんじゃ)は、東山区の住宅地の中にある神社

 渋谷通から細い路地を北へ入り住宅地に挟まれるようにしてにある

 平氏にも源氏にもゆかりがある

 牛若丸(源義経)が信仰していた揺向石があり、男児の子授け祈願・安産祈願が行われる

 鰻(ウナギ)が神の使いとされ、うなぎ神社とも称さ、鰻・魚類・淡水魚関連業界の信仰も集めている

 瀧尾神社に三嶋神社の祈願所がある

【三嶋神社の歴史・経緯】

【三嶋神社の祭神】

 三神が祀られている

 <大山祇大神
 山の神であり、水源を司る水の神

 <天津日高彦火瓊々杵尊
 天照大御神の孫で、高天原(たかあまはら)から葦原中国(あしはらのなかつのくに)へ降臨した天津神

 <木花咲耶姫命
 瓊々杵尊の妃神


 <ご神徳>
 土(万物の母)・火(万物の大気)・水(万物の源)の3つのご神徳があるとされる

 安産、夫婦和合、子授け、避妊、水子の慰霊、あらゆる生物の出生、成育、放生を守護する神さんとされる


 <相殿>
 旧摂社、旧末社に祀られていた祭神が祀られている
 天照大御神宇迦之御魂大神素戔嗚尊軻遇突智神猿田彦大神菅原道真


 <神の使い>
 巳蛇(みづち)・水蛇・牟奈岐(むなき)・鰻(うなぎ)とされている

 大山祇大神は、山より下った水が海にそそぎ、再び雨になって山に降り注ぎ水源になるという水の循環を司る神とされる
 鰻は、その川と海の間を泳ぎ回る

 かつて、神池(音羽川)には、数百もの鰻が生息していたといわれる

 鰻(牟奈岐)を食べると、温を保ち、痩身を防ぐといわれる
 風邪をひかず、五痔・悪瘡・虫殺し・疳虫を封じて、産後の回復、母乳を増やすなどの効果があるとされる
 鰻の勢いが強すぎることから、鰻を焼く煙は草木を枯らし、妊婦がみだりに食べると胎児に悪い影響を与えるといわれた

 妊婦が祈願するときには、鰻を一度絶ち、安産祈願は3尾は、子授祈願2尾の生鰻を供え、
御礼詣りの後に鰻を食べて産後の回復をするとよいといわれる

 その後、生鰻の代わりに、鰻を描いた絵馬を奉納するようになった

 <鰻の禁食信仰>
 江戸時代後期の「禁食鰻文書」により、
 三嶋大明神の氏子や崇敬する信者は、神使である鰻を食してはならないとされている
 「都名所図会(1780年(皇紀2440)安永9年)」や、「花洛名勝図会(1864年(皇紀2524)元治元年)」などにも記されている

 鯰も鰻と同様に、皮膚の滑りが同じでことや、ナガモノ魚類として、鯰の禁食も口伝されている

 鰻断ちの禁忌は、ご祈願が成就した後に、お礼詣りとして鰻を神前にお供えして、本殿北方に流れる音羽川へ放生して解かれる
 その後、音羽川が枯水して、鰻絵馬を神前に奉納するようになった



【三嶋神社の境内】

 <揺向石(ようこうせき)>
 高さ約2m
 祭神の木之花開耶姫命が影向(えこう)した石といわれ、「影向石」とも称される
 安産のご利益があるといわれ、「安産石」「誕生石」とも称された

 平安時代末期 1174年(皇紀1834)承安4年
 牛若丸(源義経)が、当社を参拝した後、夢中に白髪の翁が現れ、早々に奥州に下る可べしとのご神託を受けた
 再度、当社に参拝にきて、翁が立っていた石を見つけ、早々に、奥州に旅立ったといわれる

 揺向石に手を触れてお腹を撫でると、牛若丸のような男児が授かるといわれ、男児の授け祈願が行われる

 江戸時代
 「相生の松」と称される、枝が1本につながった2本の松の間に祀られていたため
良縁や家内安全のご利益があるともいわれる



【三嶋神社の祭事】

 <例大祭> 9月15日
 <神幸祭> 9月第3日曜日

 <うなぎ大祭>
 10月26日
 鰻や生類の放生会
 三嶋神社の祈願所がある瀧尾神社で、うなぎ専門店やうなぎの養殖業者などが全国から集まって行われる
 池に3匹の鰻が奉納される
 1954年(皇紀2614)昭和29年に復活した

【その他】

 <建春門院>
 平安時代末期、後白河天皇の中宮である平滋子
 皇子に恵まれず、摂津国の子授けにご利益があるという三嶋大明神を祈願したところ、
夢の中に白髪の翁が現れ、「あなたに男児を授ける、私を京の巽(東南)の方角に祀りなさい」と告げる
 建春門院は、後の高倉天皇を授かり、後白河天皇が平重盛に命じて社殿を造成させ勧請されたといわれる


 <建礼門院
 高倉天皇の中宮で、平清盛の娘 平徳子
 皇子に恵まれず、三嶋神社に祈願し、後の安徳天皇を授かったといわれる


 <秋篠宮皇嗣殿下>
 2度、参拝され、悠仁親王を授かっている
 秋篠宮皇嗣殿下は、ナマズの研究者として「ナマズの殿下」とも称されている


 <うなぎの絵馬>
 3種類ある
 鰻が2匹が描かれた絵馬は、子授祈願の絵馬
 男女の神鰻が互いに絡み合って子授けと夫婦和合を表している

 鰻が2匹が描かれた絵馬は、安産祈願の絵馬
 夫婦の間に子供が生育する姿を表している

 縁起絵馬
 毎年10月26日に行われる「大放生祭」の後に新たな絵柄にされている


 <開運鰻登守>
 開運厄除と家運隆盛、商売繁盛も祈願されているというお守り


 <祈願所>
 瀧尾神社境内(東山区本町)
 三祭神の分霊と、摂社 妙見宮の祭神 天御中主大神(あめのみなかぬしのおおかみ)が祀られている

【アクセス】

 市バス 馬町 から東へ徒歩約5分

[インデックス]


京都通メンバページ

写真:表示/非表示

フェイスブックでシェア LINEで送る

[目次]


[関連項目]


[協賛リンク]



[凡例]

赤字
 京都検定の出題事項
 (過去問は下段に掲載)

ピンク
 京都検定に出題された
項目へのリンク

青色紫色
 関連項目へのリンク