おやかまっさんは、伏見区の大手筋商店街にあるカラクリ時計
 正式名称は「京・伏見大手筋カラクリ時計」
 京阪電車 伏見桃山駅から西に1筋歩いた角にある近畿労働金庫 伏見支店の店舗2階部分にある
 午後1時から午後7時の毎正時に、伏見ゆかりのキャラクター人形たちが登場して動く
 伏見の大手筋商店街のからくり時計「おやかまっさん」
 通常時
 大手筋商店街の南を流れる宇治川派流沿の酒藏が描かれている
 午後1時から午後7時の毎正時に、酒藏が描かれている扉が開き、11枚の菰樽(こもだる)を模したパネルが現れる
 菰樽(酒樽)が積み重ねられているように、最下段に4つ、その上に3つ、その上に2つ、最上段に1つ、その右に1つある
 菰樽(酒樽)が閉じているときには、伏見のお酒の銘柄のラベルが見える
 上から
 黄桜・キンシ正宗・鶴正宗・都鶴・豊祝・鷹取・招徳・富翁・玉乃光・京姫
 <茶人千利休>
 最初に、右上の千利休のパネルが開く
 豊臣秀吉とともに、指月の丘(しげつのおか)(現在の桃山丘陵南麓)に遊び茶会を開いたゆかりがある
 <伏見人形 饅頭食い>
 最上段にある
 「お父さんとお母さんのどっちが好き」と聞かれた子供が、
 お饅頭を2つに割って、「このお饅頭のどっちが美味しいと思う」と尋ね返したという故事がある
 <牛若丸>
 上から2段目左側
 牛若丸(源義経)は、幼い頃に母親 常盤御前に抱かれて雪の伏見街道を奈良へ逃げたといわれる
 <森の石松>
 上から2段目右
 講談で、淀川の三十石船に乗って伏見に登場する
 <豊臣秀吉>
 上から3段目右
 伏見城を築城した豊臣秀吉
 <伏見城>
 上から3段目真ん中
 豊臣秀吉が築城した伏見城
 <千姫>
 上から3段目左
 徳川秀忠と江(ごう)の長女として、伏見城城内の徳川屋敷で産まれた
 <花傘行列>
 最下段、いちばん左
 御香宮神社の御香宮神幸祭の花傘総参宮にちなんで
 1977年(皇紀2637)昭和52年
 大手筋商店街のカラー舗装完成のこけら落としとして花傘行列が始められた
 <坂本龍馬>
 最下段、真ん中左
 <新選組>
 最下段、真ん中右
 <酒造り>
 最下段、いちばん右
 伏見のお酒を造る杜氏さん
 <「おやかまっさん」>
 人の家やお店から帰る時などに使う言葉
 「お邪魔しました」の意味
 京ことばでは「おやかまっさんどした」といわれる
 漢字で「御喧っ様」と記される