不動堂明王院(ふどんどうみょうおういん)は、京都駅の西北の大通りにはさまれた小路に、
ビルと町家が共存して建ち並ぶ中にある寺院
 隣には、道祖神社がある
 <本堂>
 1764年(皇紀2424)明和元年11月の建立
 <霊石不動明王>
 弘法大師 空海が、不思議な霊石がら自ら彫刻された不動明王
 石棺におさめて、地中の井戸深くに安置されたため、拝観することはできない
 明王院 不動寺(下京区)にも空海作の石造 不動明王像が祀られている
 <不動尊像>
 弘法大師 空海の一刀三礼といわれる不動尊
 「高野山波切不動尊」「成田不動尊」とともに「空海の三体不動尊」と称される
 <護摩木法要>
 毎月28日
 全国の信者から送られてくる護摩木を住職が読み上げ「護摩焚き」が行われる
 <修正会(しゅしょうえ)> 1月2日
 <涅槃会> 2月中旬
 <花祭> 4月8日
 <成道会> 12月8日
 <新選組の幻の屯所>
 「京都坊目誌」によると、
 新選組の不動堂村の屯所は、「堀川の東、木津屋橋の南」とあるだけで正確な場所は記されていない
 「不動堂村」とは「不動堂明王院」にちなむ地名とされる
 不動堂村の屯所は、広大な広間があったり、大奥に近藤勇らの大幹部の屋敷があり、
西本願寺の屯所に比べ御殿のような壮麗なものだったといわれる
 「鳥羽・伏見の戦い」で幕府軍が大敗し、不動堂村の屯所も閉鎖されたといわれる
 <日本酒「まぼろしの屯所」>
 九州の篤信者の元で醸造されている不動堂明王院特製の限定日本酒
 不動堂明王院にて、修法され、お不動さまの霊力を封入したお酒とされる