地図情報
宝厳院(ほうごんいん)は、嵐山にある臨済宗大本山天龍寺の塔頭
天龍寺の大方丈の南、一番奥にある
紅葉の名所
<本堂>
本尊 聖観世音菩薩、脇仏に三十三体の観世音菩薩と地蔵菩薩像が祀られている
西国三十三所観音霊場めぐりと同じご利益があるといわれる
室中・上間・下間の襖五十八面に田村能里子により「風河燦燦三三自在」が描かれている
2008年(皇紀2668)平成20年の建立
<獅子吼の庭(ししくのにわ)>
嵐山を借景に取り入れた借景回遊式枯山水庭園
天龍寺の開山 夢窓疎石の法孫で、室町時代に中国に二度渡った策彦周良禅師の作庭
「獅子吼」とは「仏が説法する」という意味
庭園内を散策し、鳥の声・風の音を聴く事によって人生の真理・正道を感じ取る庭園
広さ約1万2千m2
須弥山を現す築山、その前には「苦海(空池)」が広がり、対岸には「雲上三尊石」があり、
海の中には、「此岸」より「彼岸」に渡る舟石、仏の元に渡る獣石が置かれている
江戸時代の京都の名所名園を案内する「都林泉名勝図会」に掲載された名園
春は新緑、秋は紅葉の名所
かって天龍寺の塔頭妙智院が所有していた
宝厳院が移転してくるまでは非公開で、移転後、約140年ぶりに公開された
獅子岩
獅子の姿を現している大きな石
破岩の松
天に向かって真っすぐ生えて、根が巨岩を真二つに割って立っている松の木
「獅子岩」「碧岩」「響岩」は、策彦周良禅師の命名
苦海
人生を表す丸石で作られている
豊丸垣(ほうがんがき)
竹を利用した独特の垣根
豊丸とは茶人の名前
穂垣
竹穂の上部を刈り揃えずに自然のままの感じを残す
宝厳院垣
蓑垣(みのがき)
穂垣とは逆に、枝を吊り下げられている
蛇籠(じゃかご)
光悦寺垣のそばの小石の川に、川岸を守るために敷かれている
大堰川の木標
以前、渡月橋のたもとに立っていたもの
<青嶂軒(せいしょうけん)>
2003年(皇紀2663)平成15年
庭園内に大正時代に建てられた茶室が修復される
<無畏庵(むいあん)>
仏教の語「四無畏(しむい)」から名付けられる
その意味には「畏れはばかることなく法を説く」のに一切智無畏・漏尽無畏・説障道無畏・説尽苦道無畏の
4つの条件があり、釈迦はその条件をすべて備えているといわれる
<無礙光堂(むげこうどう)>
永代供養が行われている
<十一面観世音菩薩像>
本堂に祀られている本尊
頭上の11面のうち、前後左右の10面は菩薩修行の階位である十地を表す
最上部の仏面は仏果を表すとされている
これら十一面で、衆生の十一品類の無明煩悩を断ち、仏果を開かしめる功徳を表すとされている
<聖観世音菩薩像(33体)>
本尊の脇仏として三十三体観音が祀られている
法華経「観世音菩薩普門品第二十五」(観音経)には、
観世音菩薩はあまねく衆生を救うために相手に応じて「仏身」「声聞身」「梵王身」など、
33の姿に変身すると説かれている
この「観音経」の観音三十三応現身を仏像として表されている
<地蔵菩薩像>
本尊の脇仏
足利尊氏が祀ったといわれる
<襖絵「風河燦燦 三三自在(ふうがさんさん さんさんじざい)」>
本堂の室中・上間・下間の襖58面に描かれている
3室構造にて仕切られている
田村能里子の筆
「観音経」の中に観音菩薩が33身に身を変えてこの苦の世界を救われたとあり、
33人の老若男女が様々な姿でたたずむ姿が描かれている
あまり例がない朱色で、命が宿り燃えている色といわれる
<嵐山羅漢>
門前に安置されている羅漢群
羅漢」は、釈迦の弟子で崇高な修行者「悟りを得た人」を意味する
人類の安心立命と嵐山の守護 景観保全を祈念するとともに、有縁無縁の菩提を弔う
<ロケ地>
時代劇のロケ地としても、よく用いられている
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