地図情報
舞鶴市吉原伝統的建造物群保存地区(まいづるしよしわら)は、舞鶴市西地区の北東部にあり、
伊佐津川河口東岸、五老岳西山麓に位置する地区
江戸時代中期、田辺城下町の改造に伴い現在の地に移転し、計画的に造成された猟師町(漁師町)を起源とする
地区の中央に流れ込む吉原入江を中心に、切妻造平入の小規模で統一感のある外観の町家とともに、
吉原入江に面した舟屋、入江へ至る小路や路地等が一体となって残っている
<地形>
田辺城下町、日本海交易の中継港として発展した舞鶴市西地区の北東部にある
北は舞鶴湾、南と西側は伊佐津川(いさつがわ)の河口付近に接する、
東は五老岳(ごろうだけ)に囲まれた特徴的な地形
保存地区は、南北に細長く伸びた平坦地に位置している
伊佐津川河口東側の吉原入江に沿って、南北約550m、東西約130m、面積約8.9ha
南北に道路が走り、東西の小路・路地からなる格子状の町割となっている
地区の中央には海へと続く吉原入江がある
<伝統的建造物群>
表通りや裏通りなど、南北の通りに面した間口2間程の細長い短冊形の敷地
幕末から1955年(皇紀2615)昭和30年代頃までに建築された伝統的な町家が建ち並ぶ
地区の鎮守社である水無月神社や、
入江や舟屋へ至る東西方向の小路や路地などが一体となって歴史的風致を形成している
<敷地>
間口が平均4mほどの狭く奥行きが長いのが特徴
建物が斜めに配置されており、軒の線が鋸の刃のように連なる独特の景観を形成している
敷地の奥には主屋と「取り合い」と称される土間空間でつながる附属屋がある
<建物>
主屋は、切妻造平入で桟瓦葺の木造二階建てが主流
2階の高さが低い「つし2階建」、または2階の高さを上げ座敷を設ける「2階建」のものがある
つし2階建の場合は、正面に半間の下屋を付け、
2階建の場合は、先端に拳鼻(こぶしばな)などがある「水雲」と称される繰形装飾的な腕木で
正面の庇を支持し、
1階に袖壁(そでかべ)がある建物が多いのが特徴
2階外壁は、軒裏まで漆喰で塗り込め、左右に出の浅い袖壁が付く
中央に幅一間弱の窓があるものが多く、閉鎖的な外観を呈する
<舟屋>
舟屋は、入江沿いに位置する
外壁を塗り込めた大壁とするのが特徴
舟を引き込むため、1階は入江側に向かって前面に大きく開口を開ける
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