蹴上(けあげ)は、日ノ岡峠西側のふもと、山科から旧東海道(三条通)で京(粟田口)に入る手前の地名
東山区・山科区・左京区が接する地域で、かつては、愛宕郡と宇治郡の群境になっていた
江戸時代には多くの茶店が並んでいた
九条山などの谷あいの地域で急坂になっている
琵琶湖疏水の水を利用する蹴上浄水場、蹴上発電所、地下鉄 蹴上駅などがある
<蹴上駅>
地下鉄東西線の駅
<蹴上の石仏>
牛若丸が、斬り殺した平家の武士9人の菩提を弔うために9体の石仏を東海道沿いに安置したといわれる
「蹴上」の地名の由来にもなっている
<義経大日如来>
源義経が、安置した9体の蹴上の石仏の一つといわれている
<琵琶湖疏水>
<琵琶湖疏水記念館>
<蹴上疏水公園>
<インクライン>
<ねじりまんぽ>
<九条山浄水場ポンプ室>
<本願寺水道>
<蹴上浄水場>
<蹴上発電所>
日本初の事業用水力発電所
<牛若丸>
「山城名勝志」によると、
牛若丸が、奥州平泉 藤原秀衡のもとに赴くために、奥州(東北地方)に下るため
首途八幡宮で旅立ちの無事を祈願して、金売吉次と伴に、九条山の坂にさしかかた時、
馬で九条山の坂を下りてきた平家の武士 関原与市重治ら9人の馬が水溜りの水を蹴り上げ牛若丸にかけてしまった
晴れの門出を汚された牛若丸は、馬上の威圧的な9人の武将達を斬り殺してしまう
後に、牛若丸は、9人の菩提を弔うために9体の石仏を東海道沿いに安置したといわれる
この故事により「蹴上」の地名の由来にもなっている