地図情報
第三十番札所へ
福勝寺(ふくしょうじ)は、出水通を千本通から西に入ったところにある寺院
七番町は、桃山時代の聚楽第の武家町跡
周辺にも各宗派の寺院がいくつもあり「てらまち」とも称される地域にある
豊臣秀吉が、出陣の度に戦勝を祈願して瓢箪を奉納され、「千成瓢箪」を作り旗印にされたことで
「ひょうたん寺」と称される
本尊の薬師如来「峰薬師(みねやくし)」は、50年に一度開帳される秘仏で京都十二薬師の一つ
<筋塀(すじべい)>
皇室にゆかりのある寺院として最高格式を表す黄色の築地塀で5本の白い水平線が引かれている
<総門>
<山門>
九条家屋敷の門だったとわれる
寺紋「下がり藤」は九条家菩提寺であったことにちなむ
節分会(2月節分)のときにだけ開門される
<本堂>
山門の正面にある
本堂正面の扉は普段は閉まっており、毎年2月3日の節分会のときには開かれる
<聖天堂(歓喜堂)>
本堂の西側に接している
脇壇の聖観音菩薩は、洛陽三十三所観音巡礼第29番札所の札所本尊
<十三重石塔>
<庫裏>
<桜の巨木>
本堂の右手前にある
後西天皇が、聖観音菩薩の祈願成熟のお礼として、紫宸殿前の左近の桜の分木を寄進した
以来、「桜寺」とも称される
<墓地>
本堂の右奥(東側)
江戸時代の医者 中山玄亭のお墓
幕末維新尊攘派の町人 古高俊太郎、妹 古高智恵のお墓
<本尊 薬師如来>
かつて洛西の法華山寺 峯の堂になったもの
「峰薬師(みねやくし)」と称される
鳳来寺(愛知県新城市)と法来寺(羽曳野市)の本尊の薬師如来と同木同作であり、利修仙人の作といわれる
鎌倉時代に奈良 東大寺大仏の再建のときに、重源僧正に授与され、ともに諸国を遍歴する
1331年(皇紀1991)元徳3年/元弘元年
後醍醐天皇らによる元弘の乱のときに、福勝寺に遷されたといわれる
後陽成天皇が薬師如来に病気平癒の勅願をされ、
平癒されたことで、後陽成天皇より「薬師如来」の名号と菊の御紋が寄付され勅願寺となる
京都十二薬師霊場会 第6番札所の本尊
厨子内に祀られている秘仏で、50年に一度だけ開帳される
1985年(皇紀2645)昭和60年
4月15日・16日・17日の3日間だけ御開帳された
<本堂 本尊厨子の御前立 薬師如来>
室町時代の作
両脇に瓢箪が飾られている
2025年(皇紀2685)令和7年5月8日
修復され還される
<本堂 本尊厨子の脇侍>
左側の三尊
中央:観世音菩薩像
左側:地蔵菩薩像
右側:普賢菩薩像:象ではなくバクに乗っている
右側の三尊
中央:金剛菩薩像
左側:不動明王像
右側:弘法大師坐像
<不動明王像>
本堂 本尊厨子の右横に祀られている
空海の作ともいわれる
「牛皮不動」とも称される
名不動の一つとされる
<聖歓喜天像(聖天)>
聖天堂の厨子に祀られている秘仏
空海が、中国 唐で師として仕えた清龍寺の三蔵国師 恵果和上が臨終間際に伝授されたもの
歓喜天(聖天)は、非常に気性が荒く事業の障害を起こす強い力を持つ一方、
悪魔や怨霊を取り除き、家内安全・無病息災・闘病平癒・学業成就・商売繁盛・金運上昇など
様々な現世利益に功徳が得られることから「融通さん」とも愛称されている
<十一面観音像>
聖天堂の聖歓喜天像の右側に、厨子に祀られている秘仏
<聖観音菩薩>
聖天堂の十一面観音像の厨子の右側に祀られている
聖徳太子の作といわれる
後西天皇の勅願を受け、その願いが成就されたため、
「観世音菩薩」の名号と、紫宸殿左近の桜の分木が贈られたといわれる
洛陽三十三所観音巡礼第29番札所の札所本尊
<毘沙門天像>
聖天堂の聖観音菩薩の右側に、厨子に祀られている
<鬼子母神象>
聖天堂の毘沙門天像の厨子の右側、脇壇一番右側に祀られている
<聖天堂 聖歓喜天厨子の左側の脇侍>
(右側から)
毘沙門天像
青面金剛象
摩利支天像:厨子に祀られている
八臂弁財天
<如意宝珠(にょいほうじゅ)>
聖天堂の聖歓喜天の厨子の前に安置されている
聖歓喜天とともに、空海が唐で師として仕えた三蔵国師 恵果和上から伝授されたもの
<豊臣秀吉木像>
<徳川家康木像>
<宝珠尊融通御守>
節分のときに授与されるお守りが厨子に入れられ安置されている
<掛軸「観世音菩薩」>
後西天皇の宸筆
<掛軸「薬師如来」>
後陽成天皇の宸筆
<牛皮華鬘(ぎゅうひけまん)>
仏堂の長押(なげし)などに吊るす仏具
牛の皮を切り透かし、彩色がされている
平安時代の隨心院の開山 仁海僧正(にんがいそうじょう)の作といわれる
室町時代に、隨心院より譲り受けた
<聖歓喜天縁日>
毎月1日と16日
本堂内の参拝が行える
<節分会>
2月節分の日
山門が開かれ、瓢箪が公開される
空海が唐 青龍寺で恵果和上により伝授された如意宝珠と歓喜天の秘法でもって、
大寒より七日間祈祷されたひょうたん守「宝珠尊融通御守」が授与される
融通がきく、意のままに様々な願いをかなえる宝という意味がある
宝珠は、下部が球形で上部が円錐形に尖った形で、球形を二つ重ねた瓢箪の形に似ていることから
御守に瓢箪が用いられるようになったといわれる
<千成瓢箪(せんなりびょうたん)>
瓢箪は種が多いことで子孫繁栄・武勲(ぶくん)が増えるという願いが込められる
豊臣秀吉が、出陣のたびに、武運長久を祈願して瓢箪を奉納したといわれる
戦勝すると、その瓢箪を持ち帰り「千成瓢箪」を作り、旗印にしたといわれ、
馬印「千成瓢箪」を図案化したといわれる
豊臣秀吉の成功から、商売繁盛・開運出世にご利益があるとされる
<宝珠尊融通御守(ほうじゅそんゆうずうおんまもり)>
聖歓喜天に、大寒より七日間二十一座ご祈祷された瓢箪・扇子のお守
空海が、唐 青龍寺で恵果和上により伝授された如意宝珠と歓喜天の秘法
如意宝珠は、一切の願いが自らの意の如く叶う不思議な宝の玉といわれ、
融通がきく、意のままに様々な願いをかなえる宝という意味がある
如意宝珠は、下部が球形で上部が円錐形に尖った形で、瓢箪の形に似ていることから
「ひょうたんのお守」と称されるようになり、御守に瓢箪が用いられるようになったといわれる
京都通メンバページ
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