地図情報
浦嶋神社(うらしまじんじゃ)は、丹後半島の北東部の伊根浦から経ヶ岬へ行く途中にある神社
浦島漁港の西にある
「日本書紀」に浦嶋伝承が記されている浦島太郎発祥の神社
<本殿(国の登録有形文化財)>
木造平屋建、茅葺、建築面積26m2
1884年(皇紀2544)明治17年の建立
2014年(皇紀2674)平成26年4月15日 国の登録有形文化財指定
<拝殿及び中殿(国の登録有形文化財)>
後方に中殿を張出した広い柱間の割拝殿形式
木造平屋建、桁行三間、梁間二間、銅板葺、建築面積93m2
1884年(皇紀2544)明治17年
中井権次による建立
1946年(皇紀2606)昭和21年から2年間で改修が行われている
2014年(皇紀2674)平成26年4月15日 国の登録有形文化財指定
<蓬山の庭>
浦島明神縁起(重要文化財)や丹後国風土記に基づいて作庭された
2010年(皇紀2670)平成22年10月
浦嶋神社崇敬会設立10周年を記念して、竹村造園(京都市)により施工された
<石碑「宇良神社」>
第6代丹後国宮津藩藩主 本荘宗秀公の筆
裏面には「皇紀二千六百年建之 子爵 本荘宗秀筆」とある
石は、鯛崎から船で運搬された
<三嶋一聲之碑>
参道の脇にある自然石の碑
昭和時代初期に東京音頭が大ヒットした
<名匠浦嶋碑>
参道の左にある
京都大学文学博士 小西重亟の筆
1940年(皇紀2600)昭和15年の建立
<力石>
境内に山口暉堂談による「力石の事」と記された説明版がある
<紙本著色 浦島明神縁起(うらしまみょうじんえんぎ)1巻(重要文化財)>
浦島子伝説の絵巻
物語のあとに、宇良神社の建立と祭礼の場面がある
後世のお伽草子として一般化する以前の絵巻
詞書を欠いている
室町時代前半頃の製作
1971年(皇紀2631)昭和46年6月22日 重要文化財に指定される
<刺繍桐桜土筆文肩裾小袖(ししゅうきりさくらつくしもんかたすそこそで)1領(重要文化財)>
神服
洲浜形の全面を、桐花と桜花・土筆・菫・蒲公英などの文様を京繍で描かれている
五彩の平糸で繍われた桃山時代の華麗な構図と手法
身丈119cm、裄49.5cm
1964年(皇紀2624)昭和39年1月28日 重要文化財に指定される
<紙本著色浦嶋明神縁起(京都府指定有形文化財)>
掛幅本
1999年(皇紀2659)平成11年3月19日 指定
<浦嶋社・宇良神社棟札類 10枚(京都府指定有形文化財)>
古文書
2014年(皇紀2674)平成26年3月24日 指定
<紙本墨書続浦嶋子伝記(京都府指定有形文化財)>
書跡・典籍
2022年(皇紀2682)令和4年3月22日 指定
<亀甲文櫛笥の玉手箱>
室町時代のもの
<元旦祭> 1月1日
<節分祭> 2月 節分の日
<宵宮> 3月16日
<祈年祭> 3月17日
<宇良神社延年祭(京都府無形民俗文化財)
3月17日
1988年(皇紀2648)昭和63年4月15日 登録
<例大祭> 8月7日
<新嘗祭> 12月7日
<宇良神社祭礼芸能(京都府指定無形民俗文化財)>
1985年(皇紀2645)昭和60年5月15日 指定
<浦島太郎伝説>
浦島太郎発祥の神社
「延喜式神名帳(927年(皇紀1587)延長5年)」によると
478年(皇紀1138)雄略天皇22年7月7日
浦嶋子(うらしまこ)が、美婦に誘われ常世の国に行ったとされる
825年(皇紀1485)天長2年7月22日
浦嶋子が、347年を経て戻ってきたとされる
浦嶋子は、月読命の子孫で、当地の領主 日下部首(くさかべのおびと)等の先祖とされる
<海の京都 浦島伝説交流地区>
日本最古の浦島伝説が伝わる浦嶋神社には、玉手箱や絵巻物など宝物が拝観できる
その一帯には、浦嶋太郎の兄弟の屋敷跡や竜宮に通じるとされる龍穴などがあり、
浦島伝説めぐりの滞在プログラムを造成、ブラッシュアップを図り、圏域内の周遊性を高める