無鄰菴(むりんあん)(MurinAn)

所在地:京都市左京区南禅寺草川町   地図情報

元所有者:山縣有朋の別荘

作庭:小川治兵衛(小川植治)

国の名勝

現在の所有:京都市

敷地:約3,135m2

 無鄰菴(むりんあん)は、山縣有朋小川治兵衛に京都の別荘として作らせた日本庭園

 茶室・洋館・母屋がある

【無鄰菴の歴史・経緯】




【無鄰菴】

 「無鄰菴」の名前の由来は、山縣有朋が山口県に建てた草庵が、隣家のない閑静な場所であったことから付けられた

 周囲は塀で囲まれており、くぐり戸を開けると
 右に洋館と茶室、左手には簡素な木造二階建ての母家が建つ

 <池泉回遊式庭園
 ゆるやかな傾斜地に、東山を借景とした、池や芝生がある庭園
 東端には、醍醐寺三宝院の滝を模した三段の滝があり、
 琵琶湖疏水から引き入れた水が、滝から池へと流れ込み、ゆったりとした曲線を描いて流れる

 明治の代表的造園家である小川治兵衛(植治)の作庭
 設計・監督は、山縣有朋が行ったといわれる

 <茶室
 藪内家燕庵を模して作られる

 <母屋(おもや)>
 簡素な木造二階建
 1896年(皇紀2556)明治29年の建立

 <洋館>
 1900年(皇紀2560)明治33年5月の建立
 茶室の隣にあり、煉瓦造2階建
 一階は小川治兵衛の作庭の展示室と、山縣有朋の愛用品が展示されている
 二階は、江戸時代初期の狩野派による金碧花鳥図障壁図が飾られている



無鄰菴会議

 1903年(皇紀2563)明治36年4月21日午後4時から2時間
 元老 山縣有朋、政友会総裁 伊藤博文、総理大臣 桂太郎、外務大臣 小林寿太郎(こばやしじゅたろう)の4人が、
 日露開戦直前の外交方針を決める会議が、無鄰菴の洋館二階で行われた


 その部屋には、花鳥文様の格天井、椅子、テーブルなどが残されている

【無鄰菴の周辺】

 <南禅寺
 <琵琶湖疏水インクライン
 <琵琶湖疏水記念館
 <京都市動物園
 <京都市国際交流会館


【無鄰菴へのアクセス】

 市バス 神宮道 徒歩約10分
 地下鉄 東西線 蹴上 北西へ徒歩約7分


【京都検定 第1回3級】

57.小川治兵衛がつくった庭園がある無鄰菴は、誰の別邸であったところか?

 京都検定3級の道  左矢印前の問題に戻る左矢印  ・ 右矢印次の問題に進む右矢印

【京都検定 第3回3級】

【京都検定 第4回3級】

【京都検定 第8回3級】

【京都検定 第9回3級】

【京都検定 第10回3級】

【京都検定 第11回3級】

【京都検定 第13回3級】

【京都検定 第17回3級】

【京都検定 第20回3級】

【京都検定 第7回2級】

【京都検定 第9回2級】

【京都検定 第16回2級】

【京都検定 第19回2級】

【京都検定 第9回1級】

【京都検定 第15回1級】


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