雙林寺(双林寺)(そうりんじ)(SourinJi)

正式名称:霊鷲山 沙羅双樹林寺 法華三昧無量壽院

所在地:京都市東山区下河原鷲尾町   地図情報

天台宗の寺院

山号:金玉山(きんぎょくざん)(霊鷲山)
寺号:沙羅双樹林寺
院号:法華三昧無量寿院

本尊:薬師如来

開山:最澄

京都十二薬師霊場会第7番札所(東山薬師)

 雙林寺(そうりんじ)は、東山区円山公園の南に建つ寺院

 現在は、本堂と飛地境内に西行庵が残っている

 この地が唐(中国今浙江省)の沙羅双樹林寺に似ていたことから「沙羅双樹林寺」と号された

 平安時代後期の武士で後白河天皇に仕えた平康頼、平安時代後期の歌人 西行南北朝時代の歌人 頓阿などが隠棲した

 日本最初の護摩祈祷道場とされ、現在も毎月、祈願護摩が行われている

【雙林寺の歴史・経緯】


【雙林寺の伽藍】

 <石標「大聖歓喜尊天雙林寺」>
 <石標「真葛ヶ原 楠弁財尊天」>

 <本堂>
 薬師堂
 扁額「薬師如来 大聖歓喜天」

 <春日燈籠>
 六尺

 <草屋>
 <十三重石塔>
 <伝教大師童形像>

 <地蔵堂>
 持病平癒地蔵尊として信仰されている
 扁額「持病平癒地蔵尊」

 <法華塚>
 本堂前にある
 1141年(皇紀1801)永治元年
 鳥羽天皇皇女 綾雲女王(あや)が、天皇の没後、その菩提を弔うため鳥羽天皇直筆の宸筆の金字8巻を納める法華塔を建立する
 応仁の乱により、法華塔が、法華経とともに焼失する
 その後、その灰を集めて一塊の塚とされる
 現在は、五輪の塔が立てられている
 左側「頓阿法師供養塔」、中央「西行法師供養塔」、右側「平康頼供養塔」の供養塔3基が東面してある
 西行・頓阿・平康頼の3者は、この地に住んだことがあるといわれる

 <墓地>
 江戸時代の画家 渡辺南岳、俳人 和田蕉嵐、書家 亀田窮楽、画家 池田東籬のお墓があるとされる

 <西行庵
 境内の南西にある
 桃山時代、雙林寺の塔頭 蔡華園院の跡地(場所は不明)に建てられたといわれる
 豊臣秀吉が、ここで花見の宴を催したといわれる
 1731年(皇紀2391)享保16年、摂津池田 李孟寺の天津禅師により現在の地に移され再興された
 1770年(皇紀2430)明和7年、公家・歌人 冷泉為村により修復された
 堂中央に、 冷泉為村筆「花月庵」の額が掲げられた
 1892年(皇紀2552)明治25年、宮田小文法師により浄妙庵、皆妙庵が移築された

 <塔頭
 鎌倉時代までは、数万坪ともいわれる広大な寺領に、17の塔頭があった
 江戸時代までは
 妙喜寺(景雲庵)、長喜庵、勝林院、蔡華園院、円頓院、発心院、蓮華院、通玄庵、松泉庵などが点在していたといわれる
 現在は一つも残っていない

【雙林寺の寺宝】

 <木造 薬師如来坐像(重要文化財)>
 本尊 東山薬師(ひがしやまやくし)
 一木造、カヤ材、内刳なし、漆箔、彩色、像高 85.5㎝
 右手は与願印を結び、左手に薬壺(やくこ)を持っている
 平安時代の翻波式衣文(えもん)がよく表現されている
 最澄の自作ともいわれている
 最澄薬師如来像を摸刻した「天台七仏薬師」の一つとされる
 病気平癒の信仰がされている
 京都十二薬師霊場会第7番札所

 <歓喜天>
 秘仏
 1967年(皇紀2627)昭和42年に生駒山宝山寺より勧請されたもの

 <武装大国天像>
 脇壇に安置されている
 平安時代の作

 <聖徳太子養像>
 脇壇に安置されている聖徳太子の子供の姿の像
 鎌倉時代の作

 <持病平癒地蔵尊>
 地蔵堂の地蔵菩薩
 1872年(皇紀2532)明治5年
 追善のために法華塚修繕のときに、土中より見つかった
 通りかかった人が、長年の持病平癒を祈願したところ全快したとして、以後、持病平癒地蔵尊として信仰されている

 <伝教大師童形像>
 最澄の子供の姿の像
 1953年(皇紀2613)昭和28年より、少年補導所前庭にあったもの
 2010年(皇紀2670)平成22年に移された

【雙林寺の祭事】

 修正会 1月1日0時
 新春護摩 1月1日〜2日11時
 彼岸会 春分の日14時
 花御堂灌仏 4月8日
 盂蘭盆、先祖回向法要 8月15日14時
 伝教大師童形像前勤行 8月18日18時
 彼岸会 秋分の日 14時

 <月例行事>
 十一面観音護摩祈祷(聖天日) 毎月1日
 薬師護摩祈祷(薬師日) 毎月8日11時
 地蔵日 毎月24日

【その他】

 <真葛ヶ原>
 現在の円山公園を挟んで、北は知恩院三門前、南は雙林寺、東山山麓一帯を「真葛ヶ原」と称される
 「真葛ヶ原 楠弁財尊天」の石碑が立つ
 かつて、真葛や薄、茅などが生い茂り、萩の名所だったといわれる

 桃山時代以降、
 豊臣秀吉が、ここで花見の宴を催したことで、雙林寺境内は桜の名所として知られるようになる

【雙林寺へのアクセス】

 市バス 祇園または東山安井 徒歩約10分

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