元祇園梛神社(もとぎおんなぎじんじゃ)
隼神社(はやぶさじんじゃ) 京都通メンバ
所在地:京都市中京区壬生梛ノ宮町 
   鳥居地図情報鳥居

主祭神:
 元祇園梛神社:素戔嗚尊
 隼神社:武甕槌神

社格式内社官幣大社(隼神社)

通称:梛ノ宮神社(なぎのみやじんじゃ)

京都を彩る建物や庭園認定

ご利益:厄除け、疫病払い

 元祇園梛神社(もとぎおんなぎじんじゃ)は、壬生寺の北、四条通坊城通交差点の南西角にある神社

 現在の八坂神社に、牛頭天王(素戔嗚尊)が勧請されたときに、数万本の梛の森だったこの地に、
一旦、置かれ、祀られたことで「元祇園(もとぎおん)」と称される

 この付近は、平安京の中央付近に位置し、鴨川を挟んで、四条通の東西に八坂神社と元祇園社があった

 洛中に唯一残る式内社 隼神社(はやぶさじんじゃ)も遷座されて、2つの本殿が横に並んで立っている

【元祇園梛神社の歴史・経緯】



【祭神】

 元祇園 梛神社(なぎじんじゃ)

 主祭神
  素戔嗚尊
  疫病が流行ったときに、播磨国飾摩郡白幣山から牛頭天王として勧請され、御霊会が行われた

 配祀神
  稲田姫命
  宇賀御魂命
  瓊々杵尊
  伊弉冉尊
  誉田別尊
  蘇民将来
  菅大神(すがおおかみ)


 式内 隼神社(はやぶさじんじゃ)

 延喜式 神名帳に「京四條坐一座 隼神社」として記載されている
 洛中に3座3社が記載されているが、他の2社は廃絶していおり、唯一残っている1社
 神階 従三位を賜っている

 主祭神
  武甕槌神(隼大神)(はやぶさおおかみ)

 配祀神
  経津主神(フツヌシノカミ)
  塩土神(シオツチノカミ)
  手力男神(タヂカラオノカミ)




【元祇園梛神社の境内】

 <北石鳥居>
 四条通に北面して立っている
 左側に「元祇園梛神社」、右側に「式内 隼神社」の社号石標が立っている
 正面には、社務所がある

 <東石鳥居>
 坊城通に東面して立っている
 右側に「元祇園梛神社」の社号石標が立っている


 <本殿>
 本殿は東面して、左に元祇園梛神社、右に隼神社の2社が並んで立っている
 流造

 <摂社 稲荷社>
 祭神:上川稲荷大神(かみかわいなりおおかみ)

 <摂社 田中神社>
 祭神:地主神(じぬしのかみ)

 <御供石(ごくいし)>
 田中神社のそばに祀られている
 1932年(皇紀2592)昭和7年
 旧祇園社御旅所(下京区御供石町)から遷されたもの
 祇園祭 山鉾巡行のときには、この石上に神饌を供えていたとわれる

 <御神木 梛の木(なぎのき)>
 木製の小さな玉が吊るされている
 梛の木は、葉の葉脈が縦に走っており、引っ張っても切れにくく丈夫であることから、
「縁が切れない」「縁をむすぶ」縁起の良い木といわれている
 かつては、数万本の「梛の森」が広がっていたといわれる
 「梛神社」の社号の由来とされる




【元祇園梛神社の祭事】

 <歳旦祭(さいたんさい)>
 1月1日
 御饌に祝箸を添えて献り寿祠が奏される

 <元始祭(げんしさい)>
 1月3日
 皇室の弥栄と国家の隆昌安泰が祈願される

 <節分祭>
 2月節分
 花鎮御神楽が終日奉納され、厄除祈願祈祷が行われる

 <祈年祭(きねんさい)>
 2月17日
 五穀諸物の豊作が祈願される

 <例祭・神幸祭(しんこうさい)(氏神祭)>
 5月第3日曜
 祇園会の起源といわれる
 神事のあと、神霊を鳳輦(ほうれん)に移し、
 北は三条通、南は松原通、東は壬生通、西は土居に囲まれた氏子社中を巡行する
 少年勤王隊、獅子、剣鉾、花傘などの祭列もある
 剣鉾は、菊鉾(6カ町)・日月鉾(綾東町)・橘鉾(御所ノ内南部)・龍鉾(松原町中部)・
朱雀鉾(朱雀町北部)・鳳凰鉾(4カ町)・虎鉾(9カ町)の7基があり、各鉾町で護持されている

 <夏越祓
 6月30日
 疫病除けを祈願する神事と、罪穢れを祓い清める茅の輪くぐりが行われる

 <隼神社例祭・火焚祭(ひたきさい)>
 11月17日
 庭燎を焚いて陽気を招き、神慮を慰め無病息災が祈願される

 <新嘗祭(にいなめさい)(勤労感謝祭)>
 11月23日
 五穀諸物に報謝の心をもって新穀が奉献される

 <大祓式(おおはらえしき)>
 12月31日
 罪穢れを祓い清め、翌年の家運隆昌・交通安全祈願を行う



【その他】

 <水葱宮(なぎのみや)>
 数万本の梛の森が広がっていたといわれるが、
 社号の「ナギ」は、水草の「水葱(ナギ)」が由来ともいわれる
 江戸時代には「水葱宮(なぎのみや)」とも称されており、
 四条南坊城西を「水葱町」と称されていた

 <疱瘡・瘡神平癒>
 隼神社(はやぶさじんじゃ)は、「隼(はやくさ)」から疫病の疱瘡・瘡神(くさの)の平癒のご利益があるとされる
 瘡毒祈願には、土団子を奉納し、祈願成就のときには、同じ数の米団子を再び奉納する慣わしがある

【元祇園梛神社へのアクセス】

 阪急電車 京都線 大宮駅 西へ徒歩約5分
 嵐電 嵐山本線 四条大宮駅 西へ徒歩約5分
 市バス 壬生寺道

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