遍照心院 大通寺(だいつうじ)
(DaitsuuJi) 京都通メンバ
所在地:京都市南区西九条比永城町 
   卍地図情報卍

真言宗単立の寺院

山号:萬祥山
院号:遍照心院(へんじょうしんいん)

本尊:宝冠釈迦如来

創建:1222年(皇紀1882)貞応元年

開山:源実朝の御台所 西八条禅尼(にしはちじょうぜんに)

重要文化財:

 大通寺(だいつうじ)は、九条大宮の南、大宮通に西面してある寺院

 源経基(六孫王経基)ゆかりの寺院

 六孫王神社を鎮守社としていたが、明治新政府の神仏分離 廃仏毀釈の悪政により分離させられ
寺領も縮小される

【大通寺の歴史・経緯】

【大通寺の伽藍】

 <阿仏塚>
 女性歌人僧 阿仏尼(あぶつに)の阿仏尼墳といわれる五輪石塔(約1m)がある
 大通寺の旧地から遷されてきている

 <児の水(ちごのみず)>
 児水不動明王
 本覚尼が、暗殺された夫 源実朝を弔うために建立した遍照心院(大通寺)の門前にあったので
「尼寺の水」とも称される
 眼病に霊験があるといわれる


 <旧地での塔頭
 東林院・実法院(十万院)・清涼院・成就院・大雲院・真住院・慈眼院・多聞院・恩徳院

【大通寺の寺宝】

 <絹本著色 善女竜王像(ぜんにょりゅうおうぞう)1幅(重要文化財)>
 鎌倉時代のもの
 創建当時から伝わるもの
 奈良国立博物館に寄託されている
 1911年(皇紀2571)明治44年4月17日 重要文化財に指定される

 <醍醐雑事記(だいごぞうじき)(巻第九・第十)2巻(重要文化財)>
 鎌倉時代のもの
 京都国立博物館に寄託されている
 1903年(皇紀2563)明治36年4月15日 重要文化財に指定される


 <宝冠釈迦如来像>
 本堂の本尊

 <源実朝像>
 本堂の本尊の脇に、等身大で正坐している像が安置されている

 <本覚尼置文二巻>
 1272年(皇紀1932)文永9年
 82歳で書かれた、遺書となる

 <阿仏尼真蹟>
 阿仏尼が死に臨み阿弥陀仏に捧げたという誓言

 <阿仏尼画像>
 冷泉為村の寄進

 <遍口抄>
 鎌倉時代
 醍醐寺 成賢の密教修法の古伝

 <源実朝室置文写>
 室町時代

 <密教法具21点>
 江戸時代のもの

【大通寺の祭事】

 <六孫王神社 宝永祭>
 10月体育の日
 六孫王神社のお神輿が、4匹の鬼(青龍・白虎・朱雀・玄武)が先導して、
氏子百数十名に担われて大通寺に訪問され、お神輿の祭神に般若心経の読経が奉納される
 大通寺は、六孫王神社の祭神の源実朝の菩提寺のご縁による

【大通寺へのアクセス】

 市バス 九条大宮 徒歩数分
 近鉄電車 京都線 東寺駅 徒歩約5分
 地下鉄 烏丸線 九条駅 徒歩約10分

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