地図情報
大通寺(だいつうじ)は、九条大宮の南、大宮通に西面してある寺院
源経基(六孫王経基)ゆかりの寺院
六孫王神社を鎮守社としていたが、明治新政府の神仏分離 廃仏毀釈の悪政により分離させられ
寺領も縮小される
<阿仏塚>
女性歌人僧 阿仏尼(あぶつに)の阿仏尼墳といわれる五輪石塔(約1m)がある
大通寺の旧地から遷されてきている
<児の水(ちごのみず)>
児水不動明王
本覚尼が、暗殺された夫 源実朝を弔うために建立した遍照心院(大通寺)の門前にあったので
「尼寺の水」とも称される
眼病に霊験があるといわれる
<旧地での塔頭>
東林院・実法院(十万院)・清涼院・成就院・大雲院・真住院・慈眼院・多聞院・恩徳院
<絹本著色 善女竜王像(ぜんにょりゅうおうぞう)1幅(重要文化財)>
鎌倉時代のもの
創建当時から伝わるもの
奈良国立博物館に寄託されている
1911年(皇紀2571)明治44年4月17日 重要文化財に指定される
<醍醐雑事記(だいごぞうじき)(巻第九・第十)2巻(重要文化財)>
鎌倉時代のもの
京都国立博物館に寄託されている
1903年(皇紀2563)明治36年4月15日 重要文化財に指定される
<宝冠釈迦如来像>
本堂の本尊
<源実朝像>
本堂の本尊の脇に、等身大で正坐している像が安置されている
<本覚尼置文二巻>
1272年(皇紀1932)文永9年
82歳で書かれた、遺書となる
<阿仏尼真蹟>
阿仏尼が死に臨み阿弥陀仏に捧げたという誓言
<阿仏尼画像>
冷泉為村の寄進
<遍口抄>
鎌倉時代
醍醐寺 成賢の密教修法の古伝
<源実朝室置文写>
室町時代
<密教法具21点>
江戸時代のもの
<六孫王神社 宝永祭>
10月体育の日
六孫王神社のお神輿が、4匹の鬼(青龍・白虎・朱雀・玄武)が先導して、
氏子百数十名に担われて大通寺に訪問され、お神輿の祭神に般若心経の読経が奉納される
大通寺は、六孫王神社の祭神の源実朝の菩提寺のご縁による
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