正伝寺(しょうでんじ)(SyoudenJi)

正式名称:正伝護国禅寺

所在地:京都市北区西賀茂北鎮守庵町   卍地図情報卍

臨済宗南禅寺派の寺院

山号:吉祥山

本尊:釈迦如来(しゃかむにぶつ)

開基:東巌慧安禅師(とうがんえあんぜんじ)

開山:兀庵普寧(ごつたんふねい)

 正伝寺(しょうでんじ)は、西賀茂の西、五山の送り火の「舟形」の舟山の山麓にある寺院

 比叡山を借景にした枯山水庭園

 本堂には伏見城の遺構の血天井がある

【正伝寺の歴史・経緯】


【正伝寺の伽藍】

 <本堂(方丈)(重要文化財)>
 入母屋造、柿葺
 1653年(皇紀2313)承応2年
 伏見城の御成殿を移建したものといわれる
 狩野山楽の襖絵で飾られる
 廊下の広縁の血天井
 関ヶ原の戦いの前哨戦となった伏見城の攻防戦において、
守護を任せられていた伏見城が豊臣軍の大軍に包囲されても、最後まで自刃せずに戦い討死した徳川軍の鳥居元忠ら約800人を
供養するために、討死した血痕が残る大広間の床板を天井にして祀られている
 同じ血天井が、養源院宝泉院源光庵興聖寺にも残る

 <庭園「獅子の子渡しの庭」>
 江戸時代初期
 小堀遠州の作庭といわれる
 比叡山を借景にした白砂敷きの枯山水庭園
 サザンカや、躑躅(ツツジ)が築山風の刈り込みが七五三形式に配された名園
 月見の名所でもある

【正伝寺の寺宝】

 <方丈障壁画(重要文化財)>
 本堂の襖絵
 紙本墨画淡彩 楼閣山水図58面(室中・上一之間・上二之間・下二之間)
 附紙本著色 草花図3面(仏間)(重要文化財)
 附紙本金地著色 菓子図4面(下一之間違棚天袋)(重要文化財)
 中国の風景を描いた狩野山楽の傑作

 <絹本著色 兀庵和尚像(重要文化財)>
  靖庵の筆で自賛あり

 <絹本著色 兀庵和尚像(重要文化財)>
 自賛あり

 <東巌和尚蒙古降伏祈祷文 1幅1巻(重要文化財)>

 <先聖先賢聖道一徹義(重要文化財)>
 東巌慧安の筆

 <東巌和尚賜号勅書(重要文化財)>

 <九条袈裟(田相黄地鳥丸格子文綾 条葉白地牡丹顕紋紗)附 白地幸菱文綾袈裟包(重要文化財)>
 <九条袈裟(田相白地牡丹文顕紋紗 条葉紺地牡丹顕紋紗)附 黄地花唐草文錦袈裟包(重要文化財)>

【アクセス】

 市バス 神光院前 徒歩約15分

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