百日紅(さるすべり)は、ミソハギ科サルスベリ属の落葉中高木
夏に、紅の濃淡色、紫、白の鮮やかな花を咲かせ、すべすべした幹が特徴の木
サルスベリ属ミソハギ科の落葉高木
花:紅の濃淡色、白色、淡紫色で、円錐花序(花序の枝が枝分かれし全体が円錐状に見える)になる
がく:筒状で6裂
花弁:6枚で縮れている
果実:丸いさく果(熟すと果皮が裂開する果実)で、種子には翼がある
葉:楕円形2対互生(対生になることもある)
高さ:2〜10m
幹:肥大成長に伴って古い樹皮のコルク層が剥がれ落ち、新しいすべすべした樹皮が表面に現れる
原産地は中国南部で、日本へは江戸時代に渡来したといわれる
<真如堂(京都市指定巨樹名木)>
<永観堂>
<勧修寺>
<金閣寺>
<泉涌寺>
<青蓮院>
<神光院>
<大覚寺>
<退蔵院>
<天龍寺>
<等持院>
<二尊院>
<毘沙門堂>
<佛光寺>
<本覚寺>
<本隆寺>
<曼殊院>
<妙心寺 大心院>
<立本寺>
<善峯寺>
<京都御苑九条池>
<京都国立博物館>
<白沙村荘>
<積翠園>
<あおくすの庭>
<最勝院 縁結びの松>
百日紅の木の又に、松の種が芽生えて大きくなったといわれ、百日紅の木と一体化している
松の樹齢約100年、百日紅の樹齢約300年
<名前の由来>
「さるすべり」は、樹皮が剥げやすく幹がツルツルしているので「猿も滑る」というところから称される
「百日紅(ヒャクジツコウ)」は、比較的長い間、紅色の花が咲いていることから称される
中国では、唐の時代に長安の紫微(宮廷)に多く植えられたため、「紫薇」と称される
英語名「Crape myrtle」は、ミルテ(myrtle)の花に似て、花弁がちりめんのように縮れていることから称される