百日紅(さるすべり)(Lagerstroemia indica)

ミソハギ科サルスベリ属

落葉中高木

開花時期:7月、8月

分布:熱帯・亜熱帯
原産:中国

俳句の季語:夏

別記:猿滑
別称:ヒャクジツコウ

 百日紅(さるすべり)は、ミソハギ科サルスベリ属の落葉中高木

 夏に、紅の濃淡色、紫、白の鮮やかな花を咲かせ、すべすべした幹が特徴の木

【百日紅】

 サルスベリ属ミソハギ科の落葉高木

 花:紅の濃淡色、白色、淡紫色で、円錐花序(花序の枝が枝分かれし全体が円錐状に見える)になる
 がく:筒状で6裂
 花弁:6枚で縮れている

 果実:丸いさく果(熟すと果皮が裂開する果実)で、種子には翼がある

 葉:楕円形2対互生(対生になることもある)

 高さ:2〜10m

 幹:肥大成長に伴って古い樹皮のコルク層が剥がれ落ち、新しいすべすべした樹皮が表面に現れる

 原産地は中国南部で、日本へは江戸時代に渡来したといわれる



【名所】

 <真如堂(京都市指定巨樹名木)>
 <永観堂
 <勧修寺
 <金閣寺
 <泉涌寺
 <青蓮院
 <神光院
 <大覚寺
 <退蔵院
 <天龍寺
 <等持院
 <二尊院
 <毘沙門堂
 <佛光寺
 <本覚寺
 <本隆寺
 <曼殊院>  <妙心寺 大心院>
 <立本寺
 <善峯寺

 <京都御苑九条池>
 <京都国立博物館
 <白沙村荘
 <積翠園
 <あおくすの庭

 <最勝院 縁結びの松>
 百日紅の木の又に、松の種が芽生えて大きくなったといわれ、百日紅の木と一体化している
 松の樹齢約100年、百日紅の樹齢約300年



【その他】

 <名前の由来>
 「さるすべり」は、樹皮が剥げやすく幹がツルツルしているので「猿も滑る」というところから称される

 「百日紅(ヒャクジツコウ)」は、比較的長い間、紅色の花が咲いていることから称される

 中国では、唐の時代に長安の紫微(宮廷)に多く植えられたため、「紫薇」と称される

 英語名「Crape myrtle」は、ミルテ(myrtle)の花に似て、花弁がちりめんのように縮れていることから称される

[インデックス]


京都通メンバページ

写真:表示/非表示

[目次]


[関連項目]


[協賛リンク]



[凡例]

赤字
 京都検定の出題事項
 (過去問は下段に掲載)

ピンク
 京都検定に出題された
項目へのリンク

青色紫色
 関連項目へのリンク